３月２５日、無事に卒業生の諸君を送り出しました。無事に？君たちが３年生になるととともにコロナ禍が始まり、急にオンラインばかりの授業になり、
一人きりで過ごすことが多くなり、就活も試行錯誤の中でがんばり、卒論提出の頃には第六派の感染拡大、さらにウクライナでの戦争のなかでの卒業。
激動する時代の分断と争いのさなかにあって、私たちのヨーロッパ・アメリカ学科で学んだ諸君は、自由と平和の側に立ちながら、相互理解を求める態度を忘れないでいてくれると思っています。君らが笑顔を失わないでいてくれるよう、潔く散る桜ではなく、穏やかな微笑を伝える花を贈ります。
