東海大学では11月23、24日にタイのイースティングランドホテルで、タイ・モンクット王トンブリ工科大学(KMUTT)との合同国際学会「International Conference on Materials Processing Technology 2023」を開催しました。2003年から2年に1度、タイと日本で交互に実施してきた金属材料およびその加工技術についての国際会議で、コロナ禍での中止を経て15回目の開催となった今回は工学部機械工学科の宮沢靖幸教授と槌谷和義教授、吉田一也客員教授のほか、工学部と大学院工学研究科、大学院総合理工学研究科の学生が参加しました。
両日ともに基調講演を行い、槌谷教授が「医療改善のためのマイクロニードルセンサー技術」、宮沢教授が「ステンレスのろう付けとろう付け接合部の解析」をテーマにそれぞれの研究成果などを語りました。会場では本学とKMUTTの学生、大学院生による口頭発表も実施し、それぞれに最新の研究成果を報告するとともに、今後の研究計画や将来の可能性について活発に意見交換。参加賞として記念品と発表証明が贈られました。大学院総合理工学研究科総合理工学専攻の加藤淳也さん(材料・化学コース、指導教員=宮沢教授)は、「海外での学会に参加するのは3回目でしたが、今回は一つの分野ではなく幅広い研究者が一堂に会し、さまざまな研究について発表していたので、分野の異なる研究に触れ、多くの人と言葉を交わす中でたくさんの学びを得られました」と話していました。