応用化学科の秋山泰伸教授と学生有志が「親子で楽しもう!! 春休み! スーパーサイエンス教室」を開催しました

工学部応用化学科の秋山泰伸教授と学生有志が3月30日に、湘南キャンパス18号館「応用化学実験室」で「親子で楽しもう!! 春休み! スーパーサイエンス教室 ドクターアキヤマが、サイエンスの不思議な世界にご招待」を開催しました。このイベントは本学と中栄信用金庫によるコラボレーショ企画で、春休み中の子どもたちに科学の魅力を伝えることを目的としたものです。

当日は、中栄信用金庫「キッズ倶楽部」会員の親子連れ36組約100名が参加。“ドクターアキヤマ”こと秋山教授と9名の学生ボランティアが指導役を務め、サインペンで描いた絵がペーパークロマトグラフィの原理で多彩に変化するカラフルコースターづくりや、重曹やクエン酸などを使って富士山型の入浴剤をつくるなど、手に入りやすい材料を用いた科学実験を展開しました。実験に際して、秋山教授は三原色や入浴剤から泡がブクブク出てくる理由など基礎的な知識もわかりやすく紹介。休憩をはさんだ後半では、用意されたテーブルごとに巨大なイクラやスライムをつくるコーナー、音が出る不思議な鍋など、学生が指導役を務めてミニ実験も実施し、参加者はテーブルを移動して不思議な現象などを間近に体験しました。さらに、秋山教授による巨大空気砲や液体窒素を使った実験ショーも行い大盛況を博しました。参加した小学生からは、「入浴剤づくりは難しかったけれど、教えてもらって上手にできてうれしい」といった感想が聞かれ、保護者は「本格的に理科の授業が始まるのを前に、興味を持ってくれたらと参加しました。楽しんでくれてよかったです」と話していました。

本学科に入学以来、ボランティアとして秋山教授の科学実験教室をアシストしてきた田村春花さん(3年次生=当時)は、「私自身、小学校の時に参加した秋山先生の科学実験室で興味を持ち、工学部に進みました。子どもたちにわかりやすく説明することは自分の理解やスキル向上に役立ちます。このようなイベントを通して子どもたちに理科の楽しさを伝えられれば」と話しました。秋山教授は、「子どもたちに化学や理科への興味を持ってもらうために、現象が起こる理由などもわかりやすく伝える工夫をしています。アシストする学生たちにとっては、大学で得た知識を駆使しつつ、子どもや保護者など相手の年齢に合わせたコミュニケーション方法や言葉づかいを工夫するなど貴重な学びの経験となり、大学で得た知識を社会に還元する際にも大いに役立つと思います」と語っています。