応用化学科の秋山教授と学生有志が科学実験教室「ドクターアキヤマと一緒に楽しくて面白い科学実験で新型コロナを吹き飛ばそぉ~」を開催しました

工学部応用化学科の秋山泰伸教授と学生有志が、11月29日に「ユニコムプラザ さがみはら」で、科学実験教室「ドクターアキヤマと一緒に楽しくて面白い科学実験で新型コロナを吹き飛ばそぉ~」を開催しました。相模原市立市民・大学交流センターからの依頼を受けたもので、新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中でも、万全の対策を講じた上で子どもたちに科学の魅力を伝えることが目的です。

当日は、会場入り口での手指のアルコール消毒や換気を徹底したほか、ソーシャルディスタンスを確保し、14名の親子が参加。秋山教授や学生ボランティア6名とともに、重曹やクエン酸など体に害がなく、身近な材料を使っての入浴剤作りをはじめ、スライムや人工イクラ作りにも挑戦。後半では、秋山教授による液体窒素を使った実験ショーも開かれ、参加した小学生は、「スライムづくりが楽しかった。入浴剤も上手に作れたので早くおうちで使いたい」といった感想が聞かれ、保護者は「新型コロナの影響もあり、なかなか子どもと楽しめるイベントは少ない。今回のように自宅の近くで楽しい思い出ができる機会に参加できてよかった」と話していました。

秋山教授は、「昨年度までも各地で学生や付属高校生とともに地域と連携しながら科学実験教室を開いてきましたが、今年度は中止しなければならないものばかりで、今回の実験教室は11カ月ぶりの開催となりました。感染対策の観点から実験内容も厳選し、方法も見直したうえで実施しました。、久しぶりに子供たちの笑顔が見られたことは私にとっても感慨深いものになりました。学生たちにとっても、今回のような経験は貴重な成長の場であり、大きな学びを得られたのではないかと感じています」と語り、付属市原望洋高校3年時からボランティアとして科学実験教室に参加してきた河内拓海さん(4年次生)は、「高校時代から子どもたちに科学を伝える喜びを感じ、今年は集大成の1年になります。新型コロナの感染が拡大する中で、『今年はもう開催できない』と考えることは何度もあり、さびしさを感じることも多かったのですが、今回の実験教室が開催できることを聞いて、本当にうれしかった。卒業までにもう1度開催できるよう準備をしているので、これまでの経験を生かしてより科学の魅力を楽しみながら伝えられる場にしていきたい」と話していました。