科学実験教室「ドクターアキヤマと“水”の不思議を楽しもう」を開催しました

工学部応用化学科の秋山泰伸教授と学生が、8月1日にクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)で開かれた「第5回秦野名水フェスティバル~秦野森輪(はだのもりりんぴっく)~」の一イベントとして、名水科学実験教室「ドクターアキヤマと“水”の不思議を楽しもう」を開催しました。名水フェスティバルは、水循環基本法で8月1日に定められた「水の日」に併せて、秦野名水の魅力を発信することを目的としたもの。当日は、ドクターアキヤマこと秋山教授と学生7名は、参加した小学生や保護者ら13名に向けてクエン酸と重曹などを使った「入浴剤」やアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使った「人工いくら」、洗濯のりを使った「スライム」といった身近な材料を用いた科学実験教室を行いました。それぞれの実験では、秋山教授が実験の原理や関連した豆知識をわかりやすく紹介しました。最後には、液体窒素でバラや風船を冷やす実験も行い、学生たちは勉強してきた成果を生かして参加者をサポートしました。

秋山教授は、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響でこれまで各地で開いてきた科学実験教室を中止しなければならない状況が続き、実に8カ月ぶりの実施となりました。地域の方々と久しぶりに交流する機会だったので、とても楽しい時間を過ごすことができました。学生たちもこうした活動でコミュニケーション能力や人に教える難しさなど、大きな学びが得られたと感じています。あちこちで科学教室やイベントが中止になっている状況ですが、十分な感染予防対策を講じたうえで、子どもたちに科学の面白さを知ってもらいたい」と語りました。

参加者した小学生や保護者らは、「少人数での実施だったので、安心して参加することができました。学生さんが丁寧にサポートしてくれたのでわかりやすかった」「自分で工夫して実験することができたので面白かったです。身近な材料でできるので、子どもと自宅でもやってみたい」と話していました。

また、教室終了後には名水フェスティバルの会場内にブースを出展しました。さらに7名の学生が加わり総勢14名で、科学実験教室で行った実験に加えて水性ペンを水につけて色の変化を楽しむ「クロマトグラフィのコースター」と洗濯のりを使った「スーパーのりボール」を実施。思い思いのブースに立ち寄った来場者を学生たちがサポートしました。