大学院生の松本明莉さんが「半導体・集積回路技術シンポジウム」で学生優秀発表賞を受賞しました

大学院工学研究科電気電子工学専攻1年次生の松本明莉さん(指導教員=工学部電気電子工学科・小林清輝教授)が、8月30、31日にオンラインで開催された「半導体・集積回路技術シンポジウム」で学生優秀発表賞を受賞しました。

今回松本さんが発表したのは、「MONOS 型メモリ素子のシリコン窒化膜に捕獲された電子と正孔のチャージセントロイドに関する検討」です。USBやSSDを構成するフラッシュメモリでは、データの書き込みに電子を、消去に正孔を用います。本研究では、フラッシュメモリ内の電子と正孔の動きおよび、データを保存する「シリコン窒化膜」の中の電子と正孔の位置を明らかにしました。

松本さんは、「初めての研究発表だったので緊張してしまい、うまく内容が伝わったという実感はありませんでした。受賞には驚きましたが、アドバイスや指導を下さった小林先生に心から感謝しています。今回の経験を生かして今後は発表もうまくなりたいと思います。また、成果も残すことで先生に恩返しをできれば」と話しています。