工学部応用化学科1年次生を対象にしたキャリア教育講演会を開催しました

工学部応用化学科では1月19日に湘南校舎で、1年次生を対象にしたキャリア教育講演会「学びの価値」を開催しました。本学科が開講する基礎科目「入門ゼミナールB」の中で実施したもの。学生が自分の将来や進路を真剣に考えるきっかけをつくり、自身を磨く努力の方法を学びながらそれぞれの自信につなげようと企画しました。

当日は、東京都府中市や長野県上田市などを拠点にする部品メーカー・真田KOA株式会社代表取締役社長の反町彰宏氏が講演。反町氏はまず、「若い皆さんは未来に向けた希望の種です。学生時代には、ぜひ将来のキャリアビジョンを考えて、大切な学生生活の時間や培った価値観を有意義なものにしてください。社会は皆さんに期待しています」とメッセージを送りました。続いて、自身の経験を振り返りながら、「人として謙虚であることを忘れずに、好奇心、向上心、継続性を持って自分のこだわりを貫き挑戦することが大切。その結果と成果がさらなる成長につながります。時として得られる結果や選択には、悔いがあるかもしれません。ただ、私は後悔とはやらないで悔いることであり、前向きな悔いは結果として残るものであると考えます。自分の将来は自分で切り拓くことが何よりも重要です」と、講演を聞いた学生の心に強く響き、残るたくさんの言葉が寄せられました。

受講した学生からは、「ないものをつくれるのはエンジニアだけ。純粋にとてつもなくカッコいい分野にいるのだなと認識しました」「1時間があっという間に感じるほど話の内容がおもしろく、とてもいい授業でした」「“人生を変えるようなきっかけはいつも予兆なく現れ、最後は人と人とのつながりだ。価値は行動と学びの積”という言葉も印象に残りました。これからの学びや経験を大切にしたい」「“巧遅は拙速に如かずの精神”が大切で、失敗からも学ぶものがあることを念頭に置いて新しいことに挑戦していきたい」といった感想が聞かれました。