学生が秦野市と伊勢原市の食育のための動画や資料を制作しました

健康学部健康マネジメント学科の学生がこのほど、秦野市と伊勢原市の食育のための動画や資料を制作。それぞれ両市で活用されています。学習意欲を高めることや産業界・地域社会との交流、相互理解を目的に、本学科の1期生が3年次生となった昨年度の秋学期に初めて開講した「インターンシップ」の授業で取り組んだものです。同授業を履修した約20名の学生たちはガイダンスやマナー講座などを受け、2月15日から3月6日までの間の計5日間、企業や自治体で業務を体験。そのうち秦野市教育委員会と伊勢原市健康づくり課でのインターンに参加した学生たちがそれぞれ動画や資料の制作に取り組みました。

神﨑信穂さん(4年次生)と杉山玲央さん(同)は、秦野市教育委員会の協力を得て同市の栄養課題に取り組みました。同市の中学校では弁当を持参し、牛乳のみを配布する「牛乳給食」が導入されていますが、希望者が少なく、牛乳を飲まない子どもが増えているのが現状です。2人は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため現地での実習はできませんでしたが、指導する森真理准教授から秦野市が抱えるこれらの課題を聞き、神﨑さんは動画で、杉山さんは資料で、学校給食で牛乳が導入されている理由や、不足すると生活習慣病の原因になること、他の食品で代用する方法なども紹介。動画は同市のYouTubeチャンネル「はだのモーピク」内の「中学校給食開始にあたって」の一部として公開され、資料は市内の中学生の保護者らに配布する予定です。神﨑さんは「妹が通う中学校でも牛乳を残す子どもが多いと聞き、全国的な課題なのだと感じました。牛乳の大切さを知ることで食環境を整え、体づくりにつなげられればと、短くわかりやすい動画を心がけました」と話します。杉山さんは、「実際の健康課題と向き合い、どうしたら改善できるかを考えるのはとても楽しかったのと同時に、自分自身もあらためて勉強するきっかけになりました。社会福祉士を目指しているので、こうした経験は将来役立つはず」と語りました。

長田裕和さん(同)、滝澤裕香さん(同)、水谷仁さん(同)は、伊勢原市健康づくり課で業務を体験。高齢者向けのがん検診や骨量測定の受付などを手伝う一方、欠食問題を解決するために同市市役所の食堂で使用する和食や洋食、片手で食べられるセットなど5種類の朝食例を紹介するポップを作ったほか、QRコードを読み込むと15分程度で作れる簡単なレシピを見ることができる立体ポップも制作。長田さんは、「みんなで計画を立てて対象者のことを考えながら試行錯誤するのは貴重な経験でした。朝食を食べない人が多いというので、このポップを見て少しでも意識してもらえれば」と話します。滝澤さんは、「健康づくり課の栄養士さんに相談しながら、自宅で調理をして写真を撮りながらレシピを考えたので、形になってうれしいです。公務員志望で市役所の仕事を体験してみたくて参加しましたが、伊勢原市は市民と行政の距離が近く、職員の皆さんが検診に来る一人ひとりの性格まで把握していて驚きました」と語り、水谷さんは、「高齢者の健康増進に取り組む現場や職員の対応を初めて見ることができ、勉強になりました。実際の現場を自分の目で見た経験はどんな仕事についても生かせると思う」と話しました。

神﨑さんの制作した動画は秦野市のYouTubeチャンネル「はだのモーピク」内の「中学校給食開始にあたって」で公開されています。

また、学生たちが制作した立体ポップは以下のQRコードから閲覧可能です。