デザイン学課程の渡邉さんが「美・緑なかいフェスティバル2023」のポスターをデザインしました

教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の渡邉輝大さんのデザインした作品が、10月15日に神奈川県足柄上郡中井町の中井中央公園で開催された「美・緑なかいフェスティバル2023」のポスターに採用されました。昨年度に中井町から初めて依頼があったもので、今年は同学科の池村明生教授のゼミに所属する3年次生の有志がデザインを提案しました。このイベントは、「仲良いまち中井町」を原点に、町民参加のイベントを通じて、人と人との結びつきの大切さ・すばらしさを実感し、一日を楽しんでいただくことをコンセプトにしています。

渡邉さんは、風船に見立てたフレームの中に、市から提供された3枚の写真を組み込んでデザインをまとめました。「お祭りの楽しみ方は人それぞれの違うのではないかと思い、互いに干渉せずに飛び交う風船をモチーフに決めました。公園の丘を表現した緑色から黄色へのグラデーションを背景に、曲線状に並べたイベント名は暖色でまとめ、お祭りの華やかな雰囲気を表現しました」と解説しました。

10月11日には、同町の戸村裕司町長らが湘南キャンパスを訪問。刷り上がったポスターが渡邉さんに手渡されました。戸村町長は、「現代的な色合いとフォントがとても印象的でした。我々ではなかなか発想できないようなデザインで、教えをいただくようで大変ありがたいです」と話していました。

渡邉さんは、10月14日に湘南キャンパスで開かれた「グローカルフェスタ」のパンフレットのデザインも手がけました。「映像編集や造形など、普段は自分が表現したいものを作成することが多いです。先方の需要を理解した上でものを作る経験があまりないので、またこういう機会があれば積極的に参加したい」と語りました。