デザイン学課程の学生たちが「ジョブヨク(職欲の未来)」を開催しました

教養学部芸術学科デザイン学課程の学生が、7月30日に湘南キャンパスで「ジョブヨク(職欲の未来)」を開催しました。一般社団法人SoLaBoのサポートのもと、さまざまな大学の学生が企画・運営するジョブヨクは、学生と社会人が対話を通して互いの生き方や働き方を考え、キャリア形成を促す取り組みです。2013年10月に第1回目が開かれて以降、関東の大学を中心に60回開かれており、本学では昨年に続き2回目の開催となりました。

ジョブヨクは毎回、運営を担当する学生がテーマを決めて実施しています。今回の運営スタッフのリーダーを務めた根間美砂子さん(3年次生)は、「私たち3年次生はどうしても間近に迫ってきた就職活動を意識してしまいますが、”就職活動のために”というイベントにはしたくなかった。ワークショップを通じて、自分を見つめ直す機会にできればと考え、”自芯”をテーマに設定しました」と振り返ります。ワークショップの内容を決めたり、使う道具を作ったり、広報活動をしたりと、開催間近まで約3カ月かけて用意してきました。

当日は、本学の学生や卒業生のほか、他大学の学生や社会人ら46名が参加し、はじめに学生が考えたキャラクターカードを使ったアイスブレイクを行いました。6つの班に分かれ、「もしも無人島に一緒に行くなら?」「もしも恋人にするなら?」というお題に対し、「先を突っ走る情熱タイプ」「周りの皆を引っ張るのが得意! 気合が入りすぎて空回りしちゃう」といった性格が書かれたキャラクターカードをそれぞれ選び、自己紹介を兼ねて発表し合いました。続いてワーク1では、「いままであったことを振り返ってみましょう」と題して、紙にそれぞれの人生のターニングポイントになった出来事やうれしかったこと、悲しかったことなどを書き出していきました。その中から6つのエピソードを選び、学生スタッフが用意したメモリの書かれた板にピンを打ち、糸を張って、これまでの人生の好不調の波を折れ線グラフで表現しました。

続くワーク2では、縦横3つずつ計9個のマスが書かれたカードの中心に名前を書き、周りの8つのマスに書かれたお題(イメージカラーや動物、柄、文房具、食べ物など)に沿って自分を表す写真を選んで貼り付け、コラージュ作品を作りました。「私は自由気ままな猫だと思う」「元気が取り柄なのでイメージカラーは赤」などそれぞれに自分を見つめながらマスに写真を貼り、その後、隣の人とペアになって、同様に相手を現すコラージュ作品を作りました。ワーク3では、「得意なもの・不得意なもの」や「ステータス(体力や精神力、行動力などの項目と、1~10までのレベル)」、「性格」を書いて自分を表すカードを完成させ、一人ひとり発表しました。

根間さんは、「過去を振り返り、自分を見つめ直すことで、参加者の意識が変化していくのが見て取れました。準備は大変でしたが、開催してよかったです」と振り返ります。運営をサポートしたSoLaBoの工藤紘生さんは、「これまで数多くの大学で行ってきましたが、今回はデザインを専門にしている学生らしい工夫が凝らされたジョブヨクになったと思います。第3回、第4回と続けていきたい」と語りました。

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