芸術学科デザイン学課程が「ベジタマもなかレシピコンテスト」を開催しました

教養学部芸術学科デザイン学課程の池村明生教授とゼミの学生が、12月17日に「神奈川県立花と緑のふれあいセンター 花菜ガーデン」で「ベジタマもなかレシピコンテスト」を開催しました。本学が文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて取り組んでいるTo-Collaboプログラムの大学推進プロジェクト「地域デザイン計画 ブランド創造事業」による活動の一環です。昨年度、平塚市と協力して地産地消を味わうオリジナルのもなかを開発する「ベジタマもなかプロジェクト」を発足しており、学生たちは過去に本課程の学生がデザインした平塚産農産物PRキャラクターの「ベジ太」と平塚市の漁業PRキャラクター「ひらつかタマ三郎」を使ったもなかの皮を完成させました。今回は、そのもなかの皮を用いた地産地消のもなかレシピを市民から募集し、28件の応募の中から書類審査を通過した5チームが実技審査に臨みました。

開会式に続いて、参加者たちは90分の制限時間内にオリジナルの「もなか」を調理。平塚市料理飲食業組合連合会や湘南農業協同組合、平塚市漁業協同組合、花菜ガーデンの職員らと、池村教授とゼミの学生9名が審査員を務め、「平塚産の食材が使用され、食材の組み合わせがよいか」「調理方法、手際、作業量、片付け」「商品価値および商品にできる」「平塚らしい内容となっているか」など11項目で審査しました。最優秀賞にはチーム名「patrie」が考案した、小松菜の蒸しパン、マスカルポーネチーズと玉ねぎのクリーム、じゃがいものクリームを3層に重ねた「白い湘南平~野菜のモンブラン~」が、優秀賞にはチーム名「あけびより」が考えた、タマ三郎をかたどったパンとサバのみりん干し、アボカドがサンドされた「タマ三郎deもなか」が選ばれました。

閉会式では池村教授が、「コンテストを通じて参加者の皆さんがつくることを楽しんでくれているのが印象的でした。市のブランドを育てるためには、市民が楽しみ、そこに自然と人が集うことが大切です。これを機に、ベジタマもなかをたくさんの人に紹介してください」とあいさつしました。最優秀賞を受賞した荒瀬瑞絵さんと貫太さんは、「湘南平のイメージでクリームを平らに3層に重ね、上にピーナッツを乗せました。レシピ本を参考にしながら内容を考え、何度も練習して完成させました」と振り返ります。審査員を務めた小林諒美さん(3年次生)は、「おかず系からデザート系までさまざまな『もなか』があり、どれもおいしくて迷いました。調理段階から、効率を重視するチームや盛り付けまでこだわるチームなど、個性があって面白かった」と語りました。また、参加者の着用したエプロンや賞状をデザインした増田美久さん(同)は、「かわいらしいベジ太とタマ三郎がもなかを食べているイラストにしました。自分のデザインが人に使ってもらえるのは不思議な気持ちでしたが、とてもうれしかったです」と振り返りました。

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