「市長と語ろう!ほっとミーティング」を開催しました

教養学部と現代教養センターが1月16日に平塚市役所で、「平成29年度 市民と市長の対話集会 市長と語ろう!ほっとミーティング」を開催しました。キャンパスのある平塚市の落合克宏市長から「若い人の意見を政治に反映したい」という要望を受け、本学の地域連携センターが協力して昨年度から実施しているものです。今年度は教養学部の「人間学2(湘南地域ブランド創造プロジェクト)」と、現代教養センターの「プロジェクト実践D」を履修している学生が参加し、「湘南平の魅力アップ」をテーマに設定。学生たちはこれまで、平塚市の職員から景勝地として知られる湘南平の現況について説明を受け、落合市長とも市の現状について対話集会を実施。読売広告社総合ソリューション局シニアプランナーの中村賢昭氏による公開講座「地域創生とシティプロモーション」も受講して、それぞれの案を練って臨みました。

当日は、国際学科、芸術学科デザイン学課程、プロジェクト実践Dの3グループが発表。「平塚市における外国人観光客向けの地域観光プロモーション」をテーマにした国際学科の7名は、湘南キャンパスで留学生に「日本でやりたいこと・興味のあること」を聞き取り調査し、趣味や行楽などで得られる特別な時間や体験、サービスなどに重きを置いて支出する「こと消費」をキーワードに、「工芸品達磨(だるま)づくり体験」「湘南イチゴ狩り体験」「平塚の近海で漁業体験」を提案し、「これらを実現するためには環境づくりが大切です。実行するための資金集めにはクラウドファンディングを提案します」と語りました。

続いてデザイン学課程の10名は、湘南平を「〇〇の聖地」としてさまざまなプロモーションイベントを行う「HIRATSUKA SHONAN HOLYLAND―“みんなの聖地”湘南平―」を提案。春は、平塚の食材を使った料理を楽しむ「新鮮を食べつくせ!湘南一望グルメフェス!」を開催し、夏にはハイキングで体を動かして湘南平の絶景を見ながらバーベキューを楽しむ「手ぶらdeバーベキュー」、秋には、バラの産地であることから五感で楽しみ体感する「HIRATSUKA ROSE FES」、冬は麺愛好家をターゲットに「わんこ麺大会」や「めん博覧会」を開く「めんフェス」など10の企画を用意。「定住人口や交流人口はもちろん大切ですが、その地にあこがれや興味を持つ関係人口を増やし、将来の平塚の基盤をつくることが重要」と説明しました。また、プロジェクト実践Dを履修している3名は、「湘南平バラ園計画」として、「湘南ローズテラス(SRT)」の設置、ラッピングタクシーの運行、平塚市公式アプリやイメージキャラクター「こまひめ」などを提案し、「チャレンジセンターのプロジェクトや授業と連動して、学生によるイベントも開催できれば」と話しました。

落合市長は、「行政の枠の中で政策を考え進めると、どうしても予算や許認可などに頭がいきがちです。今日の提案は、どれも学生さんの柔軟な発想を生かしたもので、とても楽しく聞かせていただきました。1つでも2つでも取り入れながら、魅力ある政策を展開していきたい」と語りました。

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