国際学科の学生が「2018年度日英学生会議」に参加します

教養学部国際学科3年次生の岡山夏生さんが、9月8日から16日までイギリス・ロンドンで開催される「2018年度日英学生会議」に参加します。日英学生会議は、学生を起点とし、次世代につながる日英間の活発な交流を実現することを目的として2016年に創設されました。異なるバックグラウンドをもつ両国の学生が多角的な視点から議論することを促し、幅広い視野をもって思考する力を養成することを目指しています。今回の会議では、日英両国がどのような将来を志向して「人の移動」を受け止めるかをテーマに議論します。

岡山さんは昨年度、国際教育センターの海外派遣留学プログラムのインターンシップでアメリカ・ワシントンセンターに4カ月間滞在し、難民の支援に携わりました。その中で、難民が自立するためには仕事が必要不可欠であると気づき、移民や労働について各国の理解を深めようと、日英学生会議への参加を決意しました。選考では、日本における移民の受け入れ政策への見解や、茨城県牛久市にある難民収容施設の環境などについてエッセイを作成。岡山さんは、「インターンシップを終えた後は東京都内のゲストハウスでアルバイトしているのですが、外国人観光客の方々と各国の移民問題や労働・雇用問題について話し合う機会が多く、エッセイ作成に生かすことができました」と振り返ります。また、「私は、小さいころからUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働きたい、困っているひとたちの役に立ちたいと思ってここまできました。ですが、インターンシップやアルバイトで出会った人たちとの会話では、移民が増えることで雇用がパンクするなど、ただ受け入れればいいわけではないことが分かりました。学生会議に参加することで広い知見と知識を身につけ、移民・難民の自立に向けた方策を探りたい」と意気込んでいます。

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