教養学部芸術学科と人間環境学科自然環境課程が、10月20日に湘南キャンパスで「TOKAIアートフェア」と「環境教室」を開催しました。地域連携センターによる「キャンパス大学開放事業」の一環で同日に行われたオープンキャンパス型のイベント「TOKAIグローカルフェスタ2019」のプログラムとして企画したもの。1号館と10号館を会場に、それぞれの学びの特徴を生かした内容で来場者を楽しませました。
芸術学科音楽学課程と同学科デザイン学課程の学生と教職員らは、「TOKAIアートフェア」を開催。音楽学課程の学生がアニメソングや流行のJ-POPを演奏する「歌って踊ろう!音楽祭♪」では、来場した親子連れと合唱や簡単なダンスを行い大いに盛り上がりました。また、10号館のスタジオ・ソナーレでは、東海大学が所蔵する古楽器を用いた「世界♪音♪めぐり:古楽器体験と学生演奏」を実施。パイプオルガンやクラヴィコードなどの体験レッスンや、学生によるミニコンサートも開催し来場者を楽しませました。デザイン学課程からは、池村明生教授のゼミ生が1号館で「木くずワークショップwithベジ太」を実施。箱根寄木細工など神奈川県小田原市の地場産業の木工製造加工で出る木くずを用いて、子どもたちが学生と一緒に思い思いの作品を作り上げました。学生たちは、「子どもがつくる作品は感性豊かで面白い。皆さんが楽しそうに工作している様子を見て、参加してよかったと思いました」と語っていました。
また、人間環境学科自然環境課程は1号館で「環境教室」を開きました。キャンパス近隣を流れる金目川の魚などを展示した生き物紹介では、ミニ水族館やタッチプールが大にぎわい。参加者からは、「子どもが水辺の生き物が好きなので、毎年この企画を楽しみに来ています。学生さんから生き物の特徴や採集場所なども説明してもらえるのも魅力」といった声が聞かれました。砂糖づくり体験では、秦野市の畑で育てたサトウキビを機械で絞り、その甘い液体を煮詰めて黒砂糖飴を作る一連の行程を紹介。そのほか、ペットボトル内で雪の結晶を人工的に作り出す科学実験など、自然環境をテーマにした多彩な企画が催されました。