デザイン学課程の学生が「はだの丹沢クライミングパーク」のロゴマークとマスコットをデザインしました

今年6月に神奈川県秦野市にオープンした「はだの丹沢クライミングパーク」のロゴマークとマスコットのデザインに、教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の信田梨乃世さんと鈴木舜花さんの案が採用されました。同パークの開設に伴い、本学にデザインの依頼があり、本課程の池村明生教授が担当する授業「デザイン連携プロジェクト」の一環として、授業を履修する学生たちがデザインを考案。7月に市の担当者に向けてオンラインでプレゼンテーションを行い、10月19日の同市定例記者会見で結果が発表されました。

信田さんが考案したロゴマークは、クライミングの壁に据えられているホールドと丹沢の山々を重ね合わせ、青・赤・黄の3色でカラフルに仕上げました。「施設は子どもも多く利用すると聞いていたので、かわいらしいイメージになるよう意識しました。こういった機会に自分のデザインが活用されるのは初めてなので、選んでいただきとてもうれしかった。グッズなどに使われるのが楽しみ」と話します。鈴木さんは、市内に生息するシカをモチーフにしたマスコット「ディッパル」を考案。背中にカラフルなホールドを描いてポップなデザインとなりました。鈴木さんは、「授業を履修している同級生たちとアドバイスし合い、プレゼンに向けて切磋琢磨したことでできたデザイン。老若男女問わず、誰からも好かれるマスコットになることを願っています」と語りました。今後は、同施設のパンフレットやのぼり旗、クリアファイルなどさまざまなグッズに活用される予定です。

また、同授業を履修している有賀陽奈さん(同)がプレゼンに向けてデザインしたロゴマークが、神奈川県立秦野高校登山部のTシャツに使用されました。本学のホームページに掲載したプレゼンの様子を紹介する記事で有賀さんのデザインを見た同部顧問の藤田崇史教諭から、市職員を通じて依頼されたものです。10月19日に湘南校舎で藤田教諭から、出来上がったばかりのTシャツと、登山部員たちの感謝の言葉がつづられたメッセージカードが贈られました。有賀さんは、「自分のデザインを使いたいと思ってもらえたことがとてもうれしい。丹沢山脈の真ん中にシカを配置し、一目で秦野の特徴が伝わるようイメージしています」とコメント。藤田教諭は、「登山部では登山とクライミングを半々の割合で活動しており、はだの丹沢クライミングパークでも練習しているので、私たちにぴったりのロゴマークだと思い、使用をお願いしました。生徒たちもとても喜んでいるので、練習や登山のときにたくさん着たいと思います」と話しています。