基盤工学部

電気電子情報工学科

先輩・卒業生からのメッセージ

基盤工学部電気電子情報工学科を目指す皆さまに向けて、先輩・卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

松田 雄志
4年次在籍
松田 雄志さん

想像力を育む環境と充実の学びでゲームクリエイターを目指す

私は中学時代にゲーム制作をしたことがあり、プログラミングに興味をもちました。高校は普通科でしたが、ゲーム制作への夢があきらめられず、電気・電子・情報と幅広く学べる本学科に入学しました。チャレンジプロジェクトの「先端技術コミュニティACOT」にも所属し、レゴロボットに自分たちでプログラミングしたソフトウェアを組み込み、コース上を走らせてレースをする「ETロボコン」の出場や、ゲーム制作やイベント運営、ドローン操縦などを行っています。将来の夢は、ゲームのプログラミングをすることです。プログラミングの種類は多岐にわたるため、在学中にさまざまな言語を習得したいですね。また魅力的なゲームを制作するためには、プログラミングの知識や技術だけでなく、想像力や読解力なども必要です。大学の授業や読書、さらに仲間とともにさまざまな経験をすることで、ワクワクするストーリー展開のゲームを制作できるような感性を磨きたいですね。

サンディエゴで身につけた英語力と積極性

本学科で学ぶプログラミング言語のほとんどが英語で、言葉の意味を知りたいと思ったことがきっかけで、英語学習に積極的に取り組んでいます。本学には、昼休みにネイティブの先生と自由に話すことができる「TALK」というプログラムがあり、私は毎日参加しスピーキング力を磨いています。さらに学びを深めたいと思い、2019年8月から1カ月間サンディエゴ州立大学に留学しました。英語漬けの日々を送りたいと思ったので、外国人のクラスメイトを休日にショッピングに誘い、英語を話す環境を積極的につくりました。クラスメイトに声をかけることは勇気がいることでしたが、英語力向上という目的がはっきりしていたので、迷っている時間はありませんでした。帰国後、日本とアメリカの架け橋になりたいと思い、熊本日米協会に所属し、アメリカ人に日本文化を伝える活動をしています。将来、IT系企業でグローバルに活躍できるよう、在学中に英語力をさらに磨きたいですね。

五島 拓哉
4年次在籍
五島 拓哉さん
隈本涼平
西部電気工業株式会社
隈本涼平さん

2019年度卒業

学びをいかし、次世代型通信で社会課題の解決を

今後、重要性を増す電気通信技術の分野で社会貢献をしたいという思いから、電気、霞子、情報について幅広く学べる本学科へ進学。loT(モノのインターネット)やマイコンを使ってのクラウドヘのデータ送信などについて学びました。卒業後は、通信の施工管理を行う部署で、工事の発注、工程の安全管理、費用の折衝などを行う予定です。大学で学んだ電気系の基礎知識がいかせ、さらに研究発表の際にパワーポイントやエクセルなどでデータをまとめた経験も役に立つと思います。将来は、次世代型通値で社会課題が解決できるような仕事にかかわっていきたいですね。大学で出会った仲間たちは、私にとって大きな財産です。私はプログラミングが苦手で、得意な友人に聞きながら必死で勉強したことは、今ではいい思い出です。大学は小中高と違い、いい意味でも悪い意味でも自由です。自分で積極的に勉強に取り組む姿勢が求められる一方で、「わからない」とか「困った」とかいうときに手を差し伸べてくれる先生や仲間が必ずいます。

電気、電子、情報の幅広い学びで就職先の選択肢が広がりました

画像処理研究室に所属し、「リモートセンシングによる熊本地震前後の土地被覆変化の検出」などをテーマに研究しました。ドローン操縦士の資格を取得し、被災した地域を自ら撮影。地震でどのような被害を受けたのか、地震前後の植生の変化などを分析することで、震源との関係を調責しました。就職先は、研究室で学んでいる画像処理の技術をいかせる仕事に就きたいと思い、学校推薦で日立製作所に内定しました。チャレンジプロジェクトの「先端技術コミュニティACOT」の活動で、小学生向けプログラミング教室の講師を務めるなど、人とコミュニケーションを取ることが好きなので、お客様と打ち合わせをしながら製品の方向性を決めていく「フロントSE」という職種を選びました。今後はSEとして製造業の分野で画像処理やA]を用いて仕事の効率化や高品質化につながるシステム開発に携わりたいですね。本学科は、さまざまな分野の勉強ができるので、就職先の選択肢が大きく広がる点と、自分に何が向いているのかを知ることができる点がとてもよかったです。

玉木智子
株式会社日立製作所
玉木智子さん

2019年度卒業