情報通信学部では4月3日に高輪キャンパスで、1年次生を対象にした「新入生ガイダンス」を実施しました。この春から本学に進学した学生たちに、充実した4年間を送ってもらおうと毎年実施しているものです。
当日は、新入生326名全員が参加。新型コロナウイルス感染症対策の一環で学科ごとに教室を分け、座席の間隔も空けてガイダンスを行いました。午前中は、職員が高輪キャンパスの施設や教育・キャリア支援体制などを説明。午後は2号館の通信ネットワーク工学科の会場に濱本和彦学部長が登壇し、各会場に配信しながら学部長講話を実施しました。濱本学部長はまず、「大学には高校までは当たり前にあったクラスという概念がありません。これまでは多くの皆さんが、学校が決めた時間割に従って授業を受けてきたと思いますし、先生方からさまざまな指示を受けて動く場面が数多くあったと思います。しかし、大学では自分で受ける授業を自由に選択し、学生生活でも自主的に動かなければ物事は進まなくなります」と話しました。さらに、本学や本学部の沿革をスライドで紹介しながら、「情報通信学部は社会のニーズに沿った多様な情報通信技術について、基礎から高度な開発に至るまで学習します。能力別に専門英語を学ぶ授業も開いており、在学中には英語で研究発表ができるようにもなるはずです。本キャンパスにはバーチャル・リアリティ実験室やビジネスシミュレーションラボなどの最新施設も備えており、活用すればするほど幅広い知識や経験が培えます」と語りました。最後に、「これから始まる4年間に向けて、それぞれが成長するための共通マニュアルはありません。充実した大学生活を送るためには、単位の修得状況などをしっかりと把握して学修を自己管理しながら、卒業後の将来について常によく考えながら行動することが大切です。そのためにはキャンパス間留学制度や海外留学などを活用するのもよいでしょう。さらに、クラブやサークル、ボランティア活動にも積極的に参加してみてください」とメッセージを送りました。
ガイダンスの最後には、学科ごとに教員が基礎科目の授業内容やメールの書き方、指導教員の紹介などを実施。参加した学生からは、「前日の湘南キャンパスでの入学式に参加し、今日のガイダンスでさまざまな話を聞いて大学生活が始まるという実感が沸きました。卒業するときに成長できたと思える4年間を送りたい」「新型コロナ禍でも対面形式でガイダンスが開かれ、友人とともに先生の話を聞けたことがうれしい。さまざまなキャンパスに友人の輪を広げたい」と話していました。