情報科学科の高雄教授がタイ・モンクット王工科大学トンブリ校で講義を行いました

情報理工学部情報科学科の高雄元晴教授が8月27日から9月1日まで、タイの名門工業系大学であるモンクット王工科大学トンブリ校で講義を行いました。同大学の招聘教授制度に応募し、採択を受けたものです。

高雄教授は、デザイン・建築系の大学院生を対象に「ユーザビリティ評価と脳機能」と題して、人体生理学の基礎および生理学的計測法から実際の応用例まで幅 広く講義。また講義の中で最新の脳波計を用いた生理学実習も実施しました。終了後には盛んに質疑応答が行われ、学生からは「初めて学ぶ内容ばかりでとても 新鮮な講義でした。今後、自らの仕事にどのように応用できるか考えていきたい」「脳波の計測を通じて、人の脳や心の状態をリアルタイムに把握できることに 驚いた。応用範囲はとても広いと思う。もっとさまざまなことを学んでみたい」といった感想が聞かれました。また高雄教授が学生たちに東海大学について質問 したところ、「日本の大学に興味はあったが、東海大学のことはあまり知らなかった。高雄先生から紹介してもらい、環境・教育・研究のどれをとってもいい大 学だと思った。もっと詳しく知りたい」「日本の建築デザインに興味がある。しかし東海大のさまざまなキャンパスの建物を設計した山田守先生については詳し く知らなかった。インターネットで見た東海大の建物や京都タワー、日本武道館のデザインは素晴らしい。ぜひ訪ねてみたい」といった声も聞かれました。

高雄教授は、「モンクット王工科大学トンブリ校は世界大学ランキング400位内にランクインし、タイ国内の工業系大学ではナンバーワンの名門大学です。こ のような優れた大学で3月に講演、8月に講義をさせていただいたことは大変名誉なことでした。現在、同大学の複数の教員との間で『脳機能を指標とした大学 教育カリキュラム開発』に関する共同研究体制を構築しています。今後は教員のみならず学生間でも交流を図り、本学の学生たちに国際感覚を養ってもらいたい と思います」と語っています。

情報科学科の高雄教授がタイ・モンクット王工科大学トンブリ校で講義を行いました