「3・11生活復興支援プロジェクト」と「きらきら実験教室」が電子工作教室を開催しました

東海大学チャレンジセンター・3.11生活復興支援プロジェクトが8月6日に、岩手県大船渡市の泊地区公民館で電子工作教室を開催しました。情報理工学部コンピュータ応用工学科の学生が中心となって活動する本センターのユニークプロジェクト「きらきら実験教室」との共催で、地域の人々との交流を目的に2011年度より毎年実施しているものです。例年は、LEDライトを使ったルーレットなどを製作してきましたが、泊地区で開催するからには、地域に根付く活動をしようと今回は内容を一新。地域住民からの意見も反映させ、津波到達ラインと高台を結ぶ「結の道」の「みなと口」に太陽光パネルとLED電球を用いた木製の看板を制作しました。

当日は地域の小学生9名が参加し、プロジェクトアドバイザーを務める情報理工学部の浅川毅教授が太陽光パネルの仕組みについて説明。その後、用意した材木を使い看板を組み立てたほか、太陽光パネルとLED電球を結ぶ回線のはんだ付けにも取り組みました。看板を設置したあとには、神奈川県平塚市の焼肉店「ジンギスカン」と東京都福生市の焼き鳥店「鳥元」の協賛を受け、バーベキュー大会も開催。参加者との親睦をさらに深めました。

浅川教授は、「学生たちは子どもたちにも楽しんでもらえるよう、内容や準備にも工夫をしていました。地域の復興に貢献できる内容にもなっており、充実したプログラムでした」と語り、本企画のリーダーを務めた笹川武秀さん(工学部2年次生)は、「看板にLEDライトをつけたことで、夜でも結の道がわかりやすくなりました。小学生との会話を増やして、意思をくみ取りながら作業できた点もよかったと思います。今後もさまざまなイベントを通して、復興の手伝いをしていきたい」と話しました。

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