デザイン文化学科の学生が「もいわーく展」を企画・運営しました

デザイン文化学科の学生が「もいわーく展」を企画・運営しました

国際文化学部デザイン文化学科の学生が、9月28日に札幌市南区のもいわ地区センター多目的ホールで、学生企画「もいわーく展。」を開催しました。学生た ちはこれまでにも同センターから依頼を受けて、小学生向けの「東海大学アート教室」を開催したり、プレイルームの改修に協力したりと関係を築いてきまし た。例年は同センターのサークルによる作品展示やステージ発表をする「もいわ地区センター文化祭」が2日間にわたって開かれていましたが、今年はその1日 を使って学生企画を考えてほしいとの提案があり、札幌国際芸術祭2014連携事業として実施しました

企画・運営に当たっては、本学科の学生らで構成するサークル「ART LABO」のメンバーが中心となって活動しました。ポスターの制作も担当した部長の川上桂さん(2年次生)は、「お話をいただいたのが夏休み直前だったの で、なかなかみんなで集まる時間は取れませんでしたが、メールなどで連絡を取り合い、個々でできる準備を進めました。例年、子ども連れが多いと聞いていた ので、作品を展示するだけでなく、手を動かして参加できる企画にしたかった」と話します。川上さんが会場の模型を作り、館長と何度も打ち合わせを重ねて内 容をつめていきました。当日は、来場者が風船に願いごとを書いてアーチ状につるす「願い事アーチ」や、何枚もの模造紙をつないで水彩絵の具で自由に絵を描 いてもらう「水彩ワークスペース」を用意したほか、ART LABOや写真部の学生、隣接する付属第四高校美術部の生徒、同部顧問の清武昌特任教諭の作品を展示。本学科の学生が授業で制作したアニメーションも上映 しました。また会場の正面には虹をイメージした、色とりどりの「すずらんテープ」を垂らして照明を当てた作品を作り、来場者を楽しませました。

川上さんは、「ART LABOのメンバーだけでなく、先生方やセンターの方々にもたくさん協力をいただきました。第四高美術部も快く作品を出展してくれたり、札幌キャンパスの 科学部の学生も設営に協力してくれたりと、たくさんの方々が力を貸してくれたお陰で、大成功といえる企画になったと思います」と話します。指導にあたった 石塚耕一教授は、「外部の人と接することで、学生たちには責任感が生まれ、より質の高いものを作ろうと取り組んでいたと思います。いい実践の場を与えてい ただいたことに感謝しています。学生たちには今後さらに学びを深め、空間をレイアウトする力を身につけてほしい」と語りました。

デザイン文化学科の学生が「もいわーく展」を企画・運営しました