デザイン文化学科の学生が藻岩地区町内連合会と連携してロゴマークをデザインしました

国際文化学部デザイン文化学科の石塚耕一教授の研究室に所属する学生が、札幌市南区の「藻岩地区町内連合会」からの依頼を受け、ロゴマークをデザインしました。本学科では、これまでも同地区と連携して地区に住む小中学生に向けたアート教室などを開いてきました。今回は、連合会から「住民同士の絆を深めるべく推進している『3配り運動(目配り、気配り、心配り)』を広めるためのロゴマークを作成してほしい」と依頼を受け、石塚研究室に所属する学生10名がオンラインでミーティングを重ねて、デザイン案を検討しました。

学生たちは秋セメスターが始まった9月からインターネットや地域住民とのオンライン交流を通して、情報を収集。3配り運動の意味や大切さが伝わるようなデザインを検討し、ロゴマークをデザインしてきました。学生それぞれがデザイン案を完成させ、11月5日に町内連合会に提出。現在はロゴマーク選定が進められており、今冬中に正式なマークが決定する予定です。選ばれたロゴマークは町内連合会が発行する広報誌や封筒、会員の名刺などに使われます。
指導に当たった石塚教授は「新型コロナウイルス感染症の拡大もあって、地域との交流が難しくなる中で地域住民の皆さんと交流を続けながら、デザインの依頼をいただけたことに感謝をしています。社会の課題を見つめ、解決するためのデザインを検討する過程を経験することは学生にとって非常に貴重な場です。完成させたデザイン案は、どれも学生たちの自由な発想が生かされており、在宅での作業の中でも素晴らしいものになっていると思います。今後もキャンパス内外との連携を続けて、多彩な教育の場を提供していきたい」と話しています。