

『ホルムズ海峡危機と国際法』は、国際社会を揺るがす現在進行中の事態について、国際法の観点から検討と提言をするものです。
中谷特任教授は1996年にオマーンとUAEを訪問して両国の外務省担当者と意見交換して以来、世界で最も重要な水域といって過言ではないホルムズ海峡をめぐる国際法上の諸課題に強い関心を有し、検討をすすめてきました。
同書では、米国とイスラエルによるイランへの武力行使の国際法上の評価、ホルムズ海峡の国際法上の地位、ホルムズ海峡の封鎖と機雷敷設の国際法上の評価、ホルムズ海峡の通航料賦課の国際法上の評価、.ホルムズ海峡の管理のあり方、石油供給危機への対処と国際エネルギー法、不可抗力・履行不能と国際取引法について、初学者にもわかりやすく解説し、最後に「弱き者、汝の名は国際法なり」という点についての考察を加えています。
中谷特任教授は2024年に刊行した英文著書の中で、ホルムズ海峡の常時安定通航を確保するための国際会議体としてステークホルダー(政府のみならず国際組織や企業も含む)が一堂に会した「ホルムズ海峡フォーラム」の創設を提言しており、今回の事態に際してこの様な会議体が一層重要であると指摘しています。
表紙は、ポルトガル軍による1507年のホルムズ島(ホルムズ海峡北端にある現イラン領の島)征服の場面の絵画です。
『外交と大使館の国際法』は、外交と国際法の複雑な関係を具体的に検討するものです。外交と国家責任、米ソ核戦争防止協定の作成における英国外交官の関与、外交的庇護をめぐる国際法と外交、ロンドンにおける混雑税の各国大使館による支払拒否、エストニアとモナコがルクセンブルクに設置したデータ大使館について考察するとともに、国際法・外交小話(ドルチェ国際法、ドルチェット国際法)も掲載しています。
表紙は、1727年にオスマントルコのトプカプ宮殿において行われたオランダ大使の信任状捧呈式の場面の絵画です。
中谷特任教授は、国際法は外交の共通言語(lingua franca) であると述べ、また著書刊行の隠れた楽しみは印象的な表紙を考案することだと述べています。
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ホルムズ海峡危機と国際法【国際法・外交レクチャーシリーズ1】
https://www.shinzansha.co.jp/book/b10170819.html?srsltid=AfmBOoolZavELhkIHMFhTnUFsOXRa9cAM1uP4TFgbY1XPGs_uuC32GA4
外交と大使館の国際法 ― いくつかのトリビア
https://www.shinzansha.co.jp/book/b10169591.html?srsltid=AfmBOoqPF6XihyW3UJcL–J6_wsvDmfwMHWUqxSQ_Q7OTwbxzITVdx0B