法学部が「法学検定試験」ベーシック<基礎>コースの団体合格者数で全国3位になりました

法学部が2018年度「法学検定試験」ベーシック<基礎>コースの団体合格者数で、全国3位になりました。この試験は、日弁連法務研究財団と商事法務研究会が毎年開いている法学全般に関する日本唯一の検定試験です。公務員試験や各種資格試験対策の基礎固めができるだけでなく、大学で何を学んできたかを客観的に証明できることから、本学部生も毎年数多く受験しています。1、2年次生が対象となるベーシック<基礎>コース、2、3年次生が対象のスタンダード<中級>コース、3年次生から大学院修了者を対象としたアドバンスト<上級者>コースの3つに分かれており、18年度はベーシックコースに91名の学生が合格。立正大学の150名、新潟大学の94名に次いで全国で3位の好成績を残しました。

またスタンダードコースでは3年次生の安藤綾香さんが75点満点中70点と高得点を獲得し、受験者数1767名中3位になりました。4月5日に実施した法律学科の学年ガイダンスで表彰状を受け取った安藤さんは、「キャンパス内の掲示板やガイダンスで法学検定試験を知り、日ごろの学びの成果を確かめるだけでなく、就職活動に生かしたいと受験を決めました。この試験は6、7割程度が問題集から出題されますが、ただ問題を解き続けるのではなく、解説を読み込んだり、授業の内容を組み込んだりしながら勉強してきました。まさかここまでの好成績が残せるとは思ってもいなかったので、結果を聞いたときには驚きましたが、努力が形になってとてもうれしい」と笑顔で語りました。

法学検定試験を担当する藤中敏弘教授は、「この検定試験は本学の新堂幸司元教授が試験委員長として在職中に始められた、本学部にもゆかりのある試験です。より多くの学生に日ごろの学びの成果を感じてもらおうと17年度からは6月に学年ごとの説明会を実施しています。学生の努力や教職員のサポートもあり、2年目で飛躍的に合格者も増え、一定の手応えも感じています。公務員試験や法科大学院への進学試験対策にもつながるので、19年度も多くの学生に参加してもらいたい」と話しています。

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