医学部医学科・磯崎講師の能登半島地震被災地におけるJMATとしての活動に対し日本医師会から感謝状が贈られました

医学部医学科の磯崎翔太郎講師(基盤診療学系法医学領域)にこのほど、日本医師会から感謝状が贈呈されました。「令和6年能登半島地震」における日本医師会災害医療チーム(JMAT)としての活動に対して贈られたものです。JMATは被災者の生命と健康を守るとともに被災地の公衆衛生を回復し、地域医療の再生を支援することを目的としています。磯崎講師は警察庁と日本法医学会の要請を受け、JMATの一員として1月9日から13日まで石川県珠洲市で、亡くなった人の死因を特定する死体検案活動に従事しました。

法医学領域では、学生や警察大学校、海上保安庁の職員らに対する教育をはじめ、死後の診断をより正確に行うための研究にも積極的に取り組んでいます。また、磯崎講師は東京都23区内で発生した異状死体の検案・行政解剖を担う東京都監察医を務めるほか、医学部付属病院の子ども権利擁護委員会の委員として虐待から子どもを保護する活動にも尽力しています。

磯崎講師は、「今回JMATに参加できたのは、シフトの変更や業務の代行を快く引き受けてくれた教職員の協力のおかげです。感謝状は、個人ではなく大学に対して贈られたものと受け止めています。珠洲市における公衆衛生や交通の状況については、1月20日に現地に派遣された医学部付属病院の災害派遣医療チーム『DMAT』のメンバーに共有し、役立ててもらうこともできました。今後も学内外の関係者と協力し、医学や社会に貢献していきたい」と話しています。