医学部看護学科が「ハワイ語学研修」を実施しました

医学部看護学科では8月21日から31日まで、「ハワイ語学研修」を実施しました。国際的な視野を持つ看護職者の育成を目指し、医学・看護英語の習得や英語による看護コミュニケーション能力を養うことを目的として、選択科目「国際看護研修(ハワイ)」として開講しているものです。1年次生4名が、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)を拠点に英会話などの学習に取り組みました。

学生たちは、HTICで現地の講師からアメリカやハワイの文化、歴史などに関するレクチャーを受け、英語でディスカッション。スピーチの授業では、事前に準備した原稿をブラッシュアップするとともに、相手に分かりやすく伝えるための話し方を学び、最終日にプレゼンテーションしました。また、初めてハワイ大学西オワフ校(UHWO)のプレナーシング学部を訪問し、アメリカの看護教育制度や地域の健康問題に関する講義を受講。現地の医療機関で働く看護師やナースプラクティショナー(一定の診察・治療行為ができる看護師)の講義やクリニックの訪問を通じてアメリカやハワイ州の医療制度、看護実践について学習しました。さらに、UHWO日本語クラスの学生らとの「折り紙ワークショップ」による交流やホームステイで、英語によるコミュニケーション力の向上を図るとともに異文化理解を深めました。

箱守里南さんは、「現地の看護師からアメリカと日本の医療保険や看護制度の違いを学び、特にナースプラクティショナーの仕事に興味を持ちました。現地の学生との交流を通じて英語でコミュニケーションする楽しさを実感できたことも収穫です。看護学をしっかり学修するとともに、他の海外研修プログラムにも参加して国際感覚や英語力を磨き、海外の患者さんにも対応できる看護師を目指します」と意欲を見せていました。

指導する荻野夏子講師は、「学生たちは、放課後もプレゼンテーションの練習をするなど熱心に研修に取り組み、最終日には分かりやすく印象的な発表ができました。1年次生でハワイの学生と交流し、現地で働く日本人看護師のからレクチャーを受けたことは、今後の学びへの刺激になるとともに、自分の将来像をより鮮明に描くきっかけにもなったと思います。この研修を機に、学生たちが将来の可能性を広げてくれることを期待しています」と語っています。