医学部付属病院の医療職者と伊勢原キャンパスの学生、教員らが救護班として湘南国際マラソンの運営をサポートしました

医学部付属病院の医療職者と伊勢原キャンパスの学生、教員らが、12月1日に神奈川県大磯町を中心に開催された「第14回湘南国際マラソン」に救護班として参加。ボランティアで運営をサポートしました。本学では第5回から協力団体となり、医学部付属病院が中心となって救護活動を支援しています。今回は、医師や看護師、理学療法士、救急救命士ら医療スタッフ52名と、看護学科の学生や大学院生、教員16名がランナーらの救護活動に取り組みました。

サポートチームは救護本部のほか、スタート地点の西湘バイパス大磯西インターチェンジから平塚・茅ヶ崎の海岸沿い、ゴール地点の大磯プリンスホテルまでの各所に設けられた救護所で、負傷者や体調不良者を救護。また、本病院の医師らが、「ランドクター」として、一般のランナーとともにコースを走りました。

「初めて救護のボランティアに参加した」という2年次生は、「回復したランナーが笑顔で帰るのを見送るのは本当にうれしかった。患者さんに温かい言葉をかけ、冷静に対応する医師や看護師の姿に刺激を受けました。自分も近づけるよう、さらに勉学に励みたい」と意欲を見せていました。4年次生は、「患者さんの何をどの順番で確認すべきか、どのように記録を書くかなど実地で学べてよかった。講義で学習した内容を振り返るとともに、現場でなければ学べない多くの体験ができました」と振り返っていました。

救護本部統括医師を務めた本病院高度救命救急センターの本多ゆみえ講師(医学部外科学系救命救急医学)は、「今回は救護所の場所を変更するなど、より迅速な救護対応ができるよう工夫して臨みました。回を重ねるごとに本部と各救護所や関係機関との連携がスムーズになり、チーム力が向上したと感じています。今後も大学や病院の協力を得ながらサポートを続け、地域に貢献したい」とコメント。学生の指導にあたった看護学科の大山太准教授は、「以前、このボランティアに参加した学生たちが付属病院の看護師になった今も協力し、学生を指導してくれています。学生たちは先輩から看護技術だけでなく患者さんへの対応や医療スタッフとのコミュニケーションなど多くを学び、医療者の責任の重さを体感してくれたと思います。卒業生と現役生のよい循環ができました。今後も継続したい」と話しています。

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