看護学科1年次生が「コミュニケーションスキルあっぷトレーニング」を実施しました

医学部看護学科1年次生が12月15日に伊勢原キャンパスで、「コミュニケーションスキルあっぷトレーニング」を実施しました。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、本学科でもオンライン授業や「三密」を避けるためのクラス別学内演習を実施しています。このトレーニングは、4月のガイダンス以降、一堂に会する機会がなかった1年次生が学生同士の交流やコミュニケーションスキルの向上を図ることなどを目的として開いたものです。レクリエーション委員の学生4名が企画・運営を担当し、演習のクラスが入れ替わる昼休みに約80名が集合。トレーニング前後には手指や机をアルコール消毒し、三密の回避、換気といった感染対策を徹底して行いました。

学生たちは9チームに分かれて自己紹介した後、グループ対抗で基礎看護をテーマとしたゲーム感覚のクイズに取り組み、意見を交わし合って交流を深めました。中心になって企画し、司会を務めた津村美咲さんは、「全員が顔を合わせられず、孤立しがちな学生もいることから、皆がコミュニケーションを深める機会をつくりたいと考えました。自由参加にもかかわらずほとんどの学生が集い、積極的に語り合う姿を見て、実施してよかったと思っています。これを機に、学生同士の信頼関係や団結力が高まるとうれしい」とコメント。「新型コロナの感染拡大が心配される中、私たちの思いを受け止めてサポートしてくださった先生方と職員の皆さんにも感謝しています。学生であっても“医療従事者の一員”という意識を持って感染防止に努め、仲間と協力しながら勉学に励みたい」と意欲を見せていました。

1年次生の指導教員幹事を務める大山太准教授は、「今回のトレーニングについては学生から相談を受け、学科の教員や伊勢原教学課の職員と協力して支援しました。さまざまな制約がある中、学生たちはほとんど自分たちの力で企画を実現させました。どのような状況にあっても、人々の幸福な生活を守っていくのが看護師の仕事です。その使命に向けて、学生たちは自ら大きな一歩を踏み出してくれたと感じています」と話していました。