医学部付属八王子病院が9月から10月にかけて、八王子市や同市医師会などと連携した乳がん検診に関する普及啓発運動「はちおうじピンクリボン」に協力しました。「ピンクリボン運動」は、乳がんに関する正しい知識や検診に関する理解を深めてもらうための世界的な取り組みで、10月が推進月間となっています。「地域がん診療連携拠点病院」として高度ながん医療を提供するとともに、地域連携体制の構築や相談支援、情報提供を行っている当院では、鈴木育宏副院長(医学部医学科外科学系乳腺・腫瘍科学領域教授)が中心となって「はちおうじピンクリボン」に参画し、さまざまな活動を展開しています。
9月13日には、アローレ八王子スポーツクラブ(特定非営利活動法人はちきたSC)主催の「はちスポ夏祭2025」との共同企画として、市内の富士森競技場で開かれた「スカイランタン・イベント」に協力。鈴木副院長の掛け声で、同運動のシンボルカラーであるピンクのランタン373基を夜空に飛ばしました。10月4日に八王子えきまえテラスで開かれた「はちおうじピンクリボン de マルシュ」にはピンクリボン啓発ブースが設置され、当院の職員らが乳がん検診や乳房の自己触診の意義を説明。さらに、10月の1カ月間、病院の建物をピンクに彩るライトアップも行いました。
鈴木副院長は、「乳がんの早期発見・早期治療に向けて自己触診や検診の大切さを伝えたいという関係者の強い思いから始めた『はちおうじピンクリボン』は、多くの方々の協力を得て3回目を実施できました。一人でも多くの患者さんを救えるよう、診断・治療に尽力するとともに啓発活動を続けたい」と話しています。


