医学部看護学科の学生と教員らが7月29日に、神奈川県立伊勢原支援学校で開催された「夏まつり」の運営に協力しました。この催しは、同校とPTAが地域の人々との交流などを目的に実施しており、本学科は2023年度から協力しています。今回は、学生22名と教員5名に加え、大学院医学研究科看護学専攻の大学院生1名と医学部付属病院・付属八王子病院に勤務する卒業生4名も参加。「防災」をテーマとするブースを企画・運営したほか、学校側の企画のサポートや受付も担当しました。

学生たちは、地震発生時に身を守るための行動に関する「○×クイズ」を出題し、正解した子どもたちにオリジナルシールをプレゼント。新聞紙で作る「防災スリッパ」のコーナーでは、参加者に自作のスリッパを履いて砂利の上を歩く体験をしてもらい、「避難時の持ち物を選ぼう」のコーナーでは、さまざまなグッズの中から必要なグッズを選んでリュックに詰め、自分で背負って歩けるかを確認してもらうなど、楽しみながら実践的に学べるよう工夫しました。
来場した子どもたちは、「新聞スリッパは砂利の上でも痛くないのでびっくりしました」「シールをもらえてうれしかった」と笑顔を見せ、保護者からは、「地震発生時になぜその対応が必要かといった理由を、子どもたちにも分かるように説明してくれました。とても参考になりました」といった感想が聞かれました。同校の木村英明総括教諭は、「学生さんたちの企画は、非常時に役立つ知識や技能について、子どもたちが自分で考え、楽しみながら体験できる内容で、とても盛り上がりました。子どもたちの目線に合わせながら話しかけ、支援し、分からないときは本校の教員に質問するなど、積極的に子どもたちと関わろうとする姿勢は、将来、医療現場などにおいて必ず生きてくると思います」と話していました。
4年次生の松本奈菜美さんは、「声のかけ方や目線、会話のリズムなど、一人ひとりの子どもに応じた対応の大切さを実感しました。特別支援学校の先生方や先輩との連絡調整、学生の取りまとめを担当し、情報共有や課題の速やかな解決といったイベント運営のノウハウも学べました。この経験を勉学や仕事に生かしたい」とコメント。伊田裕美助教は、「学生たちが、特別支援学校の先生方や来場者と積極的に交流し、楽しんでもらおうと努めている姿が印象的でした。4回目の参加になりましたが、卒業生や大学院生のサポートが得られ、先輩から後輩へと活動が受け継がれていることもうれしく感じました。子どもたちの視点に立って多様な面から災害時の支援について考えるとともに、現場で求められる姿勢や具体的な支援活動について学ぶ貴重な機会になったと思います」と語っていました。





