医学部医学科の学生が新潟大学医学部主催のオンラインによる医学生交流プログラムに参加しました

医学部医学科2年次生の菅井優里さんと1年次生の小野村龍さんが、8月5日、6日にオンラインで行われた新潟大学医学部主催の「令和3年度夏期医学生交流プログラム」に参加しました。このプログラムは、同学部がロシアや中国などとの学生交流を推進し、国際舞台で活躍する医師の育成を目的として実施しているものです。海外からは、本学が文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業」の採択を受けて展開している「ライフケア分野におけるブリッジ人材育成―主に極東地域の経済発展を目的として―」事業の連携大学であるモスクワ国立大学をはじめ、中国のハルビン医科大学、スリランカのペラデニア大学の学生らが参加。国内からは新潟大学、筑波大学、金沢大学の学生らが参加し、合計約30名が英語で交流ました。

初日は、自己紹介や各大学の紹介に続き、4~5人のグループに分かれてフリートーク。2日目には、「コロナ禍における学生生活」「医学教育」「医学生としての将来の展望」の3つをテーマについてグループで討議し、最後に結果を共有して全員でディスカッションしました。

菅井さんは、「国内外の医学生と英語で語り合える貴重な機会と考えて参加しました。各国の新型コロナ対応やワクチン接種の状況、大学の授業や病院実習の現状について知り、視野が広がりました。同時に、東海大について紹介したことで、『現代文明論』を学ぶ意義や医学科が目指す良医についてあらためて考えるとともに、先進的な医療を提供し続けている医学部付属病院について学ぶ機会にもなりました」と振り返ります。さらに、「活発に意見を述べる海外の学生から刺激を受けました。討議が盛り上がれば、より発展的に学習できることを実感できたのも収穫です。医学科の海外留学プログラムにも参加したいので、この経験を生かし、医学も英語もしっかりと学んでいきたい」と意欲を見せていました。

小野村さんは、「他大学の医学生と交流して勉学へのモチベーションを高めたい」と考えて参加。「医学教育に関する討議では、1年次から取り組む解剖学実習やクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)といった東海大の特徴についてアピールするなど、積極的に発言するよう努めました。海外の学生たちは低学年のときから、“どの領域の医師になるか”“どんな医師になるか”といった目標が明確で、強い意思を保ちながらプロフェッショナルを目指していると感じ、その姿勢に啓発されました。自分の目標は、免疫細胞について研究し、医療に貢献することです。世界で活躍できる医師・研究者になるため、海外留学を視野に入れて勉学に励み、英語力も磨きたい」と抱負を語っていました。