医学部看護学科の学生と教員がデンマーク・デアコネス大学の教員とオンラインで交流しました

医学部看護学科の学生と教員が3月7日に、学術交流協定を締結しているデンマーク・デアコネス大学のヤン・ペデルセン教授とオンラインで交流しました。この交流会は、1月14日に同大学看護学部と実施したオンライン研修会を受けて、「さらにディスカッションを深めたい」とのヤン教授の提案により企画したものです。当日は、2年次生4名と教員3名が参加しました。

哲学が専門のヤン教授は自身の体験を交えながら、「医療・看護における患者参加」「権威的な医療職と患者の自由・自律性の尊重との関連」「よい学生とよい教師との関係」をテーマに講義し、学生からの質問に応じました。

1月の研修会に続いて参加した木村櫻音さん(2年次生)は、「看護師として海外で働きたいと考えていますが、コロナ禍で海外にも行けず、同じ夢を持つ人と刺激し合う機会も減り、目標に向かって努力し続けるモチベーションを保てるか不安になっていました。ヤン先生はそんな私に、“人生は楽しむべき”“止まらない人になれ”“目的にフォーカスせよ“という3つの言葉をくださり、震えるほど感激しました。また、先生との対話を通じて、患者さんの異変に気付く能力の重要性もあらためて認識できました。看護の知識・技術の修得はもちろん、常に感覚を研ぎ澄まし、患者さんのどんな小さな変化にも気付ける力を身に付けたいと思います。ヤン先生の教えを忘れずに、日々前向きに努力を続けます」と意欲を見せていました。

指導する庄村雅子教授は、「医療従事者と患者さんとの関係や、看護を学ぶ姿勢、目標を達成するためのステップといった、看護職を目指す者として、また人間として重要なテーマについて話していただき、ヤン先生に感謝しています。学生はもちろん教員も大きな学びを得ることができました。今後もこうした機会を設けるとともに、来年度に予定しているデンマークでの研修の実現に向けて対話を重ねていきたい」と話しています。