医学部看護学科が「2023年度海外研修説明会」を開催しました

医学部看護学科が4月13日に、「2023年度海外研修説明会」をオンラインで実施しました。国際的視野を養うことなどを目的として本学科が開講している「ハワイ語学研修」「デンマーク研修」「メイヨクリニック研修」と、本学独自の教育プログラム「海外研修航海」について国際交流委員の教員が説明。参加できなかった学生のために、後日、動画でも配信しました。

「ハワイ語学研修」は1年次生が対象。夏季休暇中の10日間、アメリカ・ハワイ州にあるハワイ東海インターナショナルカレッジを拠点として、基礎的な看護英語や英会話を中心に学習します。ネイティブ講師による授業やホームステイにより英語力の向上を図るとともに、医療関連施設の見学や現地のナース・プラクティショナーとの交流を通じて、アメリカにおける最先端の医療・看護についても学びます。

2年次生が対象の「デンマーク研修」は、東海大学ヨーロッパ学術センターを拠点に、夏季休暇中の10日間実施します。本学科と学術協定を締結しているデアコネス大学、VIAユニバーシティカレッジの看護学生との交流や授業体験、医療関連施設の見学などを通じて、福祉先進国といわれるデンマークの医療、看護、福祉制度を学びます。

「メイヨクリニック研修」は3年次生が対象で、2月から3月の16日間、アメリカの医療を実践的に学びます。前半はアイオワ州にあるルーサーカレッジ看護学部の授業に参加し、後半は先進的な医療で世界的に評価の高いミネソタ州のメイヨクリニックで同カレッジの学生の病院実習をマンツーマンで見学します。同クリニックで研修を受けられる学部生は、日本では東海大学と慶應義塾大学のみとなっており、TOEIC450点以上が必要になるなど、英語と看護学の十分な事前学習が求められます。

全キャンパスの学生が対象の「海外研修航海」は、本学の海洋調査研修船「望星丸」で、2月から3月の約5週間にわたり南太平洋を巡ります。寄港地の学生との交流や船上スポーツ大会などのアクティビティーを通じて異文化理解や環境保護、協調性の大切さなどを学びます。

国際交流委員長を務める庄村雅子教授は、「いずれの研修も、世界情勢や感染状況を見極めながら十分な安全対策を講じて実施する計画です。海外研修は、現地の医療や看護を体験的に学ぶとともに、医学英語のスキルアップを図る最適な機会でもあります。さまざまな出会いや感動が、看護師としての成長に必ず役立つはずです。ぜひ多くの学生に参加してほしい」と話しています。