体育学部武道学科の光本健次教授の名前を冠した柔道大会「The 1st Kenji Mitsumoto Cup」が3月5日にグアムで開催されました。本学副学長で体育学部の山下泰裕教授が理事長を務めるNPO法人「柔道教育ソリダリティー」が海外の指導者を対象に開いているコーチング研修会で光本教授が指導したマイケル・コーン氏が提案し、柔道の普及や国際交流の場をつくろうとグアム柔道連盟会長のリック・ブラス氏(IOC会長)の協力を得て初めて開催されたものです。大会には、グアムとパラオから幅広い年齢層の約60名が出場。年齢別に3グループに分けて試合を行い、入賞者には柔道教育ソリダリティーからメダルが贈呈されました。
大会終了後には、光本教授と本学柔道部出身の原口直也さん(柔道ソリダリティー国際担当インストラクター)による地元柔道選手らを対象とした柔道教室も実施。大人と子どものクラスに分けて、技の基本や楽しく安全な柔道指導も行いました。参加者から講習会が大変好評だったこともあり、グアム柔道連盟からさらに1週間要請を受けて、原口さんが現地に残って柔道指導を行いました。光本教授は、「柔道教育ソリダリティーが開いている柔道指導は、世界各国での柔道の普及・発展が大きな目的です。今回、その参加者だったマイケルや旧友でもあるリックが大会を開催してくれたことを大変嬉しく感じています。現地の皆さんとこの大会を通して、これからも友情を育むことができれば、これほど素晴らしいことはないと思っています」と語りました。光本教授のアシスタントとして活動した原口さんも、「最初は緊張して慌ててしまう場面もありましたが、光本先生にアドバイスをいただきながら指導することができました。連盟の方からもう1週間教えてほしいと提案されたときは本当にうれしかったですし、約2週間の滞在を通して海外の選手と交流する重要性や楽しさを再認識することができました」と話していました。なお、「The 2nd Kenji Mitsumoto Cup」は、来年夏に開催される予定です。