スポーツ・レジャーマネジメント学科の押見講師がアジアスポーツマネジメント学会の副会長に就任しました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の押見大地講師がこのほど、アジアスポーツマネジメント学会(Asian Association for Sport Management=AASM)の副会長に就任しました。AASM は、アジア諸国におけるスポーツマネジメントの学術的・実践的な研究を行う専門組織として、台湾、シンガポール、タイ、中国、韓国、日本の研究者によって2002年に設立。北米やオセアニア地域のスポーツマネジメント学会と連携した学際的な研究に取り組んでいます。今年8月18日から20日までタイ・カセサート大学 (Kasetsert University)を主会場に第16回学会大会がオンラインで開かれ、18日の理事会で会長と副会長3名、他8名の新役員が選出されました。押見講師は日本人で唯一の役員となります。

押見講師はこれまで早稲田大学やカナダ・オタワ大学で教育・研究を行い、2018年度に本学科に着任。スポーツ消費者行動学やスポーツイベントの社会・経済効果、スポーツイベントが地域や観戦者に及ぼす影響などをテーマとして研究に取り組んできました。AASMではマーケティング担当として、より多くの研究者が学会に関与・参加してもらうためのマーケティング調査を実施し、学会の間口を広げる役割を担います。就任にあたり、「2019年のラグビーワールドカップや今年の東京オリンピック・パラリンピックなど、世界的なメガスポーツイベントを開催したノウハウをアジア各国に伝えていくべきだと考えています。また近年、日本のスポーツ・ヘルスケア産業は東南アジアにマーケットを広げているため、アカデミックな連携だけでなく、産業界の発展にも寄与していければ」と語ります。また、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により多くの学会大会が中止となったことから、昨年はAASMで若手研究者中心のオンライン発表会が企画されました。感染状況が落ち着けば来年は台湾で学会大会が開催される予定なので、研究室の学生や大学院生と一緒に参加できれば素晴らしい経験になると思います」と期待を寄せました。