政治経済学部経済学科では10月1日から31日まで、コペンハーゲン商科大学のDr. Tine Walravensを短期滞在の研究者として受け入れました。東海大学ヨーロッパ学術センターを通じた研究交流の一環として実施したものです。
Dr. Walravensはこれまで、主に食の安全・安心などについて研究してきましたが、日本での新しい共同研究として循環経済 (Circular Economy)、とりわけ日本における循環経済政策の歴史的変遷をテーマに取り組んでいます。10月5日には、経済学科の研究セミナー「Circling around the 3R’s The rise of CE as a concept in Japan」で研究成果を報告しました。本学科には、2000年前後からの日本の循環政策の成立に深く関与してきた教員が複数名在籍しており、日本の政策形成過程を熟知していることから、今後の研究の進展が期待される研究報告となりました。
本学科の山本雅資教授は、「コロナ禍ということもあり、Dr. Walravensの滞在は予定よりも短くなり、10月中には帰国されましたが、この交流をきっかけに双方の教員の研究交流をさらに活発なものにしたいと考えています」と話しました。