「知識労働としての公務:出版市場からの接近」をテーマに政治学科研究報告会を開催しました

政治学科では、学科内外との研究交流を深めるため、今年度から所属教員による研究報告会を定期的に開催しています。

7月12日(水)に、今年度3回目の政治学科研究報告会が開催され、行政学をご専門とされている小林悠太先生が「知識労働としての公務:出版市場からの接近」をテーマに研究報告を行いました。

この中で小林先生は、地方公務員の技能形成に関する先行研究を紹介し、彼らをナレッジ・ワーカーとして捉える視点を導入する必要をご指摘されました。そしてその上で、その場で生じた知識がさまざまな組織の間で横断的に移転される過程で、知識移転の担い手として影響を及ぼす「公務員本」に着目し、その出版動向を検証されるご報告をしていただきました。

小林先生によるご報告のあと、報告会にご参加いただいた皆様から活発な質疑応答・意見交換が行われました。当日ご報告いただきました小林先生、そしてご参加いただきました皆様に、深く御礼申し上げます。