政治学科に辻由希准教授が着任しました

政治経済学部政治学科に4月1日から、辻由希准教授が着任しました。辻准教授は、ジェンダーと政治の問題が専門です。この分野は政治学の中でも国内で研究が遅れている分野であることから、北欧諸国などと日本を比較しながら国などの政策が家族の形や男女の働き方にどのような影響を与えているのかについて主に研究しています。また、1990年代から徐々に女性議員の比率や女性市長が増えてきている背景について、議員や市長への聞き取りや選挙活動に密着したフィールドワークを通して解明する研究にも取り組んでいます。

辻准教授は「政治は日常生活から遠い場所にあるものと思われがちですが、日々の生活にも大きな影響を及ぼしています。現代社会では、公的な課題は議会や行政だけでは解決できなくなっています。公共サービスの新たな担い手として、NPO法人や自治会、福祉団体、企業などが重要な役割を持つようになるなど、政治は今までよりもさらに身近になりつつあります。多くの学生と新たなテーマを見つけながら、社会の抱えるさまざまな問題により多くの人が主体的に関わる社会をどうすれば実現できるのかを考えていきたいと思っています。ぜひ、政治学科で一緒に勉強しましょう」と語っています。

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