経済学科で「モチベーション・セミナー」を開講しています

政治経済学部経済学科では、1年次生を対象に「モチベーション・セミナー」を開講しています。初年次教育の一環として、学生たちが自らのやりたいことをしっかりと見つめ、高い意欲を持って大学生活を送るための一助として春セメスターに開講しているものです。モチベーション・セミナーは、ノートの取り方やプレゼンテーションの方法など大学生活の基礎を身につけ、専門分野の基礎知識を学ぶ経済学科の導入科目「現代経済入門1」の時間を利用して実施しています。

6月9日には、企業や大学の研修で講師を務めている野中美木子氏(マイナビ)を迎えて実施しました。野中氏はまず、個人のキャリアは会社が考えてくれた昔と違い、現代では自分自身がつくっていかなければならないといった実情を解説。その上で、大学入学までの人生を振り返り、自分の特性や興味関心を把握するワークシートを一人ずつ作成し、6名程度のグループ内で結果を発表しました。その後、自分の行動の原動力や大切にしていること、学生時代にチャレンジしたいテーマやそのために今日からやるべき内容についても同様に考えて発表したのち、指名された学生が同級生の発表を聞いた感想を報告しました。最後に野中氏から、「自分が大切にしていることや興味のある対象についての考察は将来のキャリアについて考える第一歩。有意義な大学生活を送る上でも重要ですから、自分自身が対象のアンテナをしっかりと張って毎日を送ってほしいと思います。自分の将来についても深く考え、人生をかけて取り組みたい課題を見つけ出してください」と語りました。

学生たちは、「自分の今までの人生を振り返る中で、これまでの経験を生かして挑戦していこうという意欲が湧いてきました」「やりたい気持ちはありながら、実践していなかったことに挑まなくてはと感じました」「友人の報告を聞いて、人生には山も谷もあると理解できました。この授業では多くの同級生と話をするので、友人関係が広がり、自分の将来や学校生活について考える上でも参考になります。こうした授業が1年次に開講されていることはとても大事だと感じています」と話していました。

なお、政治学科では5月12日、経営学科では5月18日と25日の2回、同様の形式でセミナーを実施しました。