経済学科で1年次生対象の少人数型授業「現代経済入門1」を開講しています

政治経済学部経済学科では1年次生を対象に、少人数型の授業「現代経済入門1」を開講しています。この授業は、高校までとは違い、自主的に学ぶ姿勢が求められる大学における導入科目として、ノートの取り方や課題解決に向けた調査方法等、基礎的なスタディ・スキルを身につけることを目的に開講しているものです。学生たちは15名程度のゼミナールに分かれて、指導教員の下で授業に取り組んでいます。

高橋塁准教授のゼミナールでは、6月中旬から下旬にかけてリポートやプレゼンテーションの方法を学ぶ授業を実施しました。学生たちは5名程度のグループで話し合って、「所得と身体的な特性の関係」などの3課題を設定。それぞれ仮説を立てた後、インターネットや書籍を参考に統計データやケーススタディを調査し、実態を明らかにしていきました。6月30日の授業では、学生たちがそれぞれ持ち寄ったデータをスマートフォンで見せ合いながら議論を重ねて結論を導き、プレゼンテーションで発表する際の立論の順序などを話し合いました。

授業中には高橋准教授が、良いリポートやプレゼンテーションをつくるための要点や、インターネット上にあふれている情報から信頼できるデータを見つける方法、プレゼンテーションで聴衆をひきつけるためのポイントなどを指導しました。学生たちは、「ゼミの仲間とも仲が良く、先生もわかりやすく指導してくれるので、毎回授業が楽しみです」「授業前にゼミに向けてどうしたらよいかを考える習慣がついてきました」「少人数の仲間と自由に議論しながら自分で調べる方法などを学んでいく、少人数ならではの利点が生きた授業だと思います。大学での学び方が身についてきたと実感しています」と授業の感想を語っています。

なおこの授業ではこのほかにも、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やインターネットを使う際の注意事項に関する講義、図書館ガイダンスやモチベーションセミナーを組み込んだ講義も行っています。

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