卒業生を講師に招き留学体験報告会を開催しました

政治経済学部では6月24日に湘南キャンパスの政治経済学部ディベートルームで、卒業生を講師に招いた留学体験報告会を開催しました。他学部の学生も含む14名が集まり、卒業生の語る体験談に熱心に耳を傾けました。講師を務めたのは政治学科2012年度卒の田牧陽一さん。卒業後、ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学大学院修士課程に進学しました。現在は日本とロシアや東欧諸国との友好を促進する「日本対外文化協会」に勤務し、ロシア語の通訳や文書作成、各種イベントの運営などに携わっています。

田牧さんは2年次在学中にアメリカ・ハワイにあるハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)に留学。「ダブルディグリー・プログラム」を活用してアメリカの短期大学士を取得しました。その体験を振り返りながら、「HITCは、英語(語学)を身につけるための学校ではなく、英語で専門科目を学ぶ場所。当然レベルは高いのですが、HTICで得た単位は東海大学の卒業単位に振り替えられるし、奨学金も充実しており、留学のメリットは大きい」と語りました。

続いて、HTIC卒業後に本学部に編入学して3、4年次に派遣留学プログラムを利用してロシアのモスクワ大学に10カ月間長期留学した経験を紹介。「英語やロシア語を学ぶだけなら、日本国内にいてもできる。しかし、留学すれば日本では絶対に知り合えなかった友人ができ、知り得なかった事実に出会えます。それこそが留学の魅力です」と語りかけました。

最後の質疑応答では、「ロシアに留学する際に持って行くと便利なものは?」という問いに、「お米の”あきたこまち”も売っているくらい、何でもそろっています。ただし物価が高いので、あえて挙げるなら”お金”。また、こだわりのふりかけがあるなら、持っていくといい」とアドバイス。また、今後の目標についての質問には、「大学で国際政治に関する理論を学んできたので、イスラエルの大学院に行って、紛争解決や調停に役立つ実務、実技を学びたい」と語っていました。

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