政治経済学部では11月8日に湘南キャンパスで、就活ガイダンス「業界・企業研究講座~自分との接点を考える~」を開催しました。就職を希望する3年次生を主な対象に、就職活動の事前準備として重要な業界や企業研究の進め方を実践的に学ぶことを目的として毎年開いています。今回は就職活動支援サイト「リクナビ」を運営する株式会社リクルートキャリアの熊谷信裕氏が、自分に合った業界・企業の探し方について講演しました。
はじめに前田成東学部長があいさつに立ち、「今日は学部主催の講座なので、政治経済学部の3年次生にはこの時期にこんなことをしてほしいと考えられた内容になっています。最初は業界や企業と言われても大手ばかりが浮かぶと思いますが、卒業生の大半は学生時代に知らなかった企業に就職しています。この会社に出会えてよかったという卒業生は多いですから、今日の講座を聞いて、自分にはどのような仕事・業界が合っているのか発掘してください」と語りました。
続いて熊谷氏が就職活動のスケジュールなどを説明するとともに、2分間で知っている会社名を書く時間を設け、「今挙げてもらったのはBtoC、つまり消費者に対応している企業が多いのではないでしょうか。世の中には企業と取引をするBtoBの会社も多くあります。また、力のある会社イコール有名、大きい会社だから幸せとは限りません」と力説。続いて“お菓子ができるまで”を例にさまざまな仕事について解説し、同じ業界で異なる2社を比較するワークショップも実施。学生たちは「事業・商品の特徴」「戦略・ビジョン」などを比べ、「このように整理すると企業の魅力や会社に入ってからのやりがいもわかってくると思います。知らない仕事をやりたいとは思えませんから、知っていくことでやりたいことを見つけましょう」とエールを送りました。
参加した学生たちは、「業界、業種、職種といった言葉の違いなど、わかっているつもりだったことをきちんと理解できました。今後の活動に生かしていきたい」「自分一人で考えていると大手ばかりに目がいき、考えが凝り固まっていました。今日の講座を聞いて視野が広がりました」といった声が聞かれました。