地域連携講座「駅前研究室へようこそ!」で講師を務めました

政治経済学部経営学科の岩谷昌樹教授の研究室に所属する3年次生5名が、11月6日に小田急線・東海大学前駅南口の「TOKAI クロスクエア」で開催した地域連携講座「駅前研究室へようこそ!」の講師を務めました。岩谷教授のゼミでは、10年ほど前から学生のプレゼンテーション力を高める取り組みとして「ゼミワングランプリ」を実施しており、毎週メンバーを変えて国内外の企業について調査した結果を発表。学生同士の投票によって順位をつけ、上位入賞者が昨年度から年2回、本学の教員らがそれぞれの研究などを紹介する「駅前研究室へようこそ!」の講師を務めています。

今回は、2017年度春学期のゼミワングランプリで上位に入った5名が「Best Global Brands 2017」にランクインしている「Wikipedia」「Nike」「カルピス」「資生堂」「YouTube」について、「なぜそのブランドが強いのか」「どのような取り組みをしているのか」を、市民や学生ら約30名を前に一人ずつ発表しました。

ゼミ長の山田優太さんはWikipediaを紹介し、「約4000万件の記事が掲載されており、月に5万人が利用する大きなサイトですが、公平性を保つために広告は一切掲載せず、サーバーを維持するための費用はすべて寄付でまかなっています。誰でも自由に編集できるという利点がある一方で、そこに書かれていることが真実とは限らないという課題もあります」と解説。NIKEについて発表した升田康平さんは、「豪華なCMで視聴者の目を引き、誰もが一度は目にしたことがあるNIKEのロゴマークを確立するといった戦略で、1秒間で10万円を稼ぐほど圧倒的な人気を誇るブランドになりました」と語りました。程琳さんは、「資生堂はデザインにこだわった高価格帯の化粧品を扱う一方で、中価格帯の化粧品も取り扱うなど、ニーズに合った商品を展開しています。人々の生活に新たな価値と想像を見出すという創業者の思いを受け継いだ経営が魅力です」と説明しました。

来場者からは、「前回も参加させてもらいましたが、発表の質が上がり、よりよい内容になっていると感じます。全く知らないことや、あっと驚く内容もあるので、今後も楽しみにしています」という感想が聞かれました。ゼミ長の山田さんは、「ゼミワングランプリでの発表を発展させてこの駅前研究室に臨みました。一般の人の前で発表する貴重な機会になりましたし、同じ学生のプレゼンを聞くのもいい刺激になりました。今日の発表を受けてより学びを深めていきたい」と語っていました。

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