実業家のウルティモ・ドラゴン氏による講演会を開催しました

政治経済学部経営学科では11月9日に湘南キャンパスで、実業家でプロレスラーのウルティモ・ドラゴン氏による講演会を開催しました。本学科3年次生を対象として開いたものです。この授業は、社会人や起業家による講義を通して学生の「アイデンティティの確立」をサポートすることを目指しています。今回の授業には学生30名が出席しました。

講演でウルティモ・ドラゴン氏は、高校卒業後にメキシコに渡った後、プロレスラーとして活躍しながら同国で起業し、ルチャドール養成学校「ウルティモ・ドラゴン・ジム」を設立するなど幅広い活動を展開してきた半生を紹介。学生たちに、「自分が本気で実現したいと思ったことは、あきらめなければ大体かなうものです。あきらめない情熱を持ちつつ、”自分がどう生きていくのか”というプランをしっかり考えてください。自分の目標を立てる時には、自分の中にないものをこじつけることは間違っていると思います。自分の先祖やルーツをしっかりと見つめればそこから見えてくるものもあるはずです。若いうちにぜひ海外に行って、最低でも1カ月程度は現地で生活する経験を積んでほしい。その中で、日本との類似点や相違点が見つかると思います。そうした比較対象をもつことは、人生においても大切な財産になります」と語りかけました。

学生からは、「将来海外で活躍したいと思っており、実際に夢をかなえるために渡航し、成功したドラゴンさんの話はとても参考になりました。今日もらったメッセージを肝に銘じていきたい」といった感想が聞かれました。

講演後ウルティモ・ドラゴン氏は、「将来の目標や夢は、他人からみれば『駄目だな』と思うようなものでも、なんでもいいと思っています。せっかく生まれてきた人生、学生たちにはもっとエンジョイしてほしいと願っています。私自身はさまざまなことに挑戦する時、考えるよりも行動することを大切にしてきました。そうした一種の気軽さも忘れないでほしい。また海外で生活するためには、その国の文化や言葉を理解することも大切です。ただ文法的に正しく話せればよいのではなく、あいさつや感謝といった日本人同士でも当たり前のことや、相手に対する尊敬の念を忘れない姿勢を大切にしてほしい」と学生たちに向けたメッセージを語りました。

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