「政治経済学部主催 グローバル人材育成セミナー」を開催しました

政治経済学部では1月16日に湘南キャンパスで、グローバル人材育成セミナーを開催しました。このセミナーは、グローバル社会で活躍できる人材を育成することや、学生に将来の選択肢を広げてもらうことを目的に今年度から始まったもので、今回は「海外で働こう―ロシアとのビジネスの経験を中心に」と題して、日揮株式会社営業本部の加藤資一氏が講演。約20名の学生が受講しました。

講演では最初に、プラントメーカーとして全世界に顧客を持っていることや特にロシア国内では北極圏発のLNGプラントをヤマール半島で手掛け、極東地域ではハバロフスクの野菜工場やウラジオストクのリハビリテーションセンターに投資していることを紹介。プラントメーカーである同社が投資事業を始めたきっかけや実現できた要因などを解説しました。そのうえで自身がロシアに興味を持つようになったきっかけやこれまでの経験から感じていることなどを披露。「ソ連崩壊後から比べるとロシア人の気質も変化しているが、根底では人と人のつながりが大切ある点は変わっていません。ロシア人の尺度や日本人との違いを受け入れることがビジネスの上では重要です」と語りました。そして最後には学生たちを激励。「在学中によく遊び、よく学んでできるだけ多くの経験を積むとともに、得意技を持ってください。また英語でもある程度のコミュニケーションは取れますが、仕事上で重要な決断をするときには相手の母国語で会話した経験や内容が大事になります。そのことも忘れないでほしい」と話しました。

学生たちは、「ロシアがどのような地域なのかを知りたくて参加しました。人と人のつながりが重要だと聞き、海外でも日本のような国があるのだと感じるとともに、幅広い分野で仕事ができることを実感できました」「日本の企業がロシアでさまざまなビジネスを行い、支援していることを知り驚きました。今後、自分が国際関係を学んでいくうえでもとても参考になる講義でした」「ビジネスで成功するためには相手のニーズをとらえ、スピード感をもって仕事する必要があることを学べたのがよかった」と感想を語っていました。

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