平賀准教授のゼミの学生が「ISFJ2018政策フォーラム」で最優秀賞を受賞しました

政治経済学部経済学科の平賀一希准教授のゼミに所属する学生4グループが、昨年12月23日に明治大学駿河台キャンパスなどで開催された「ISFJ2018 政策フォーラム」(主催:IFSJ日本政策学生会議)に出場。「宿泊業の生産性向上を目指して~供給を主軸とした実証分析~」と題した論文を発表した3年次生(当時)の菅原翼さん、太田奎祐さん、船戸啓太さん、山田雅広さんが観光分科会の最優秀賞にあたる分科会賞に選出されました。

ISFJ日本政策学生会議は「学生の政策提言による望ましい社会の実現」を理念とし、日本の未来を考える志高い学生たちの政策立案の支援と、政策の実現に向けた発表の機会を提供しています。毎年、全国の大学のゼミから政策提言を募集し、勉強会や中間発表会を通して産官学の専門家と議論する場を設け、12月に政策フォーラムを開いています。今年度は慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学や大阪大学など、全国の大学27大学47ゼミから124グループが論文を作成・発表しました。

菅原さんらは、宿泊業の労働環境を改善する手段として、労働者の能力向上以外の供給要因を調整することを通じて宿泊業の生産性を向上させる方法について発表しました。多くの学術的な先行研究を丁寧にレビューしたうえで、都道府県別の宿泊業の効率性を定量的に推定した分析や、各自治体へのアンケートによる定性分析を踏まえ、具体的な政策を提言。高度かつ適切な分析手法や全体の論理構成の一貫性が評価されて分科会賞に選ばれました。

なお、菅原さんたちの論文は下記のISFJのHP内にある「年度別リスト」の2018年「観光①」より見ることができます。
lhttp://www.isfj.net/article_search.html