夏休みにブラジルの大学で共同研究を行いました

理学研究科化学専攻修士2年生の池田健人さん(岩岡研究室)は、8月21日から3週間、ブラジル・ペロタス連邦大学の化学・食品・薬学センター(The Center of Chemical, Food, and Pharmaceutical Sciences, The Federal University of Pelotas)でCesar教授・Lucielli教授の研究室で有機セレン化合物の生理活性評価に関する共同研究を行いました。今後、得られた研究成果を国際共著論文としてまとめる予定です。池田さんは、「学生一人一人の研究に取り組む姿勢や研究に対する活発な議論の点で、見習わなければいけないことが多くありました。コミュニケーションの難しさはありましたが、研究や実験のことになると、国を超えて議論することができ、研究活動の素晴らしさを感じることができました」と話しています。今回の渡航で最も印象的だったのは、学部生、修士、PhDの学生が学年や年齢に関わらず気楽に研究内容について意見をぶつけ合うことができる風土だそうです。「今回の渡航は私の研究にとっても私自身の人生にとっても大きな財産になりました。このような機会を与えてくださった岩岡先生およびペロタス連邦大学の先生方に感謝いたします。」