サイエンスマイスター育成プログラムで「科学体験学習1」を実施しました

サイエンスマイスター育成プログラムで「科学体験学習1」を実施しました

理学部の基礎教育研究室が中心となって進めている「サイエンス・マイスター副専攻プログラム」では、8月27日から9月9日までサマーセッション科目「科 学体験学習1」を開講しました。このプログラムは、世界で活躍できる科学技術者や研究者になり得る人材を育成することを目指し、文部科学省の平成22年度 「理数学生応援プロジェクト」の採択を受けて2011年度から始まった副専攻科目です。昨年度で採択期間を終えたことから、今年度からは本学独自の教育プ ログラムとして継続しており、33名の学生が受講しています。

「科学体験学習1」は1年次生対象の科目で、春セメスターで学んださまざまな分析機器や原理が研究などに応用されている現場を視察し、理解を深めることが 目的です。学生たちは8月27日に事前学習の講義を受けた後、3日間に分けて神奈川県横須賀市の海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京都江東区の日本 科学未来館、分析機器が一堂に集まるアジア最大の展示会「JASIS2014」を視察。JAMSTECでは研究員の説明を受けながら、大深度有人潜水調査 船「しんかい6500」を間近で見学したほか、深海調査研究船「かいれい」に搭載される実験室や分析機器も見学しました。

9月9日には、視察の結果をもとに学生たち自身が設定したテーマで成果を報告する発表会を18号館1階で実施。JASIS2014の会場で興味を持った各 社の分析機器の性能比較や、実社会での応用例などをまとめて発表しました。学生たちは、「JAMSTECでは研究職に従事している方からお話を伺うことが できるなど、今後に向けて大変参考になりました。このプログラムでは、通常の学科の授業と違う観点から実践的なことを学べている、という実感が持てていま す。これからも、さまざまな分析機器の使い方を習得し、科学技術を広い視野でとらえられるようになりたい」と意気込んでいました。

サイエンスマイスター育成プログラムで「科学体験学習1」を実施しました