情報数理学科の学生がロボカップの世界大会に出場しました

情報数理学科の学生がロボカップの世界大会に出場しました

理学部情報数理学科4年次生の小山裕雄さんと鈴木将生さんが、7月19日から25日までブラジルで開催された「ロボカップ2014世界大会」に出場しまし た。この大会は、世界各国の大学生チームがロボット工学の技術を競うもので、サッカーと救助ロボットの実機の性能を競う部門のほか、シミュレーションの部 やジュニアの部が設けられています。2名は、学生の活動を支援する学校法人東海大学「松前重義記念基金」の自己研鑽奨学金(前期)の採択を受けて、シミュ レーション2Dの部に出場。イランやインド、中国などから参加した14チームと戦いました。

3日間にわたって行われた大会では、初日に4グループに分かれてのグループマッチで2勝1分の成績を収めて首位を獲得。2日目に対戦相手を入れ替えて2グ ループで行われたグループマッチでは3勝4敗でグループ5位となりました。3日目は、2日目の結果をもとに上位8チームと下位7チームに分かれて対戦。下 位グループに入った学生たちは、5勝1敗の成績でグループ首位を獲得し、2位のチームとの順位決定戦にも勝って、全体の9位で大会を終えました。期間中に は参加チーム同士の意見交換の場としてシンポジウムやチームリーダーミーティングも行われました。

小山さんは、「各国から参加した大学生が英語でディスカッションをしている様子を目の当たりにし、ブラジルの文化に直接触れる中で、語学習得や日本以外の 国を直接訪れることの大切さを実感しました。会場にはさまざまな国から出場したチームが集っており、私たちと同じことに取り組んでいる人が世界中にいるこ とに喜びを感じることもできました。僕たちはいずれも卒業後IT系の企業に就職することが決まっています。ここで得た経験やロボカップへの挑戦を通して身 につけた知識を生かしたい」と話しました。また鈴木さんは、「世界でどこまで戦えるのか不安もありましたが、一定の成果を出せたのではないかと思います。 大会では、中東諸国など今後成長が期待される地域の技術力の高さや熱気に大きな刺激を受け、もっと頑張ろうという意欲がわきました」と語っています。

学生たちを指導した飯塚泰樹准教授は、「大会への挑戦を通して学生たちは見違えるほど成長してくれました。東海大学には海外研修航海や海外派遣留学プログ ラムをはじめ、海外での勉学を経験できる機会も数多くあります。これからも多くの学生がロボカップのような大会や大学の教育プログラムへの参加を通じて、 世界を経験してくれることを期待しています」と話しています。

情報数理学科の学生がロボカップの世界大会に出場しました