化学科の池田講師が「平成30年度有機合成化学協会 中国四国支部奨励賞」を受賞しました

理学部化学科の池田俊明講師が「平成30年度有機合成化学協会 中国四国支部奨励賞」を受賞。11月24日に広島大学で開かれた表彰式に出席しました。有機合成化学協会は、有機合成化学と工業の発展を目的に発足し、工学、理学、薬学、農学、生化学、医化学など多分野の研究者が所属する学術団体です。全国の各支部では毎年、優れた研究成果を生み出した研究者に奨励賞が授与されており、池田講師は昨年度まで広島大で教鞭をとっていたことから、中国四国支部で選出されました。

有機化合物の合成を専門とする池田講師はこのほど、異なる機能をもつ分子と分子のかけ合わせ方によって、円偏光発光する超分子集合体の開発に成功。「弱い相互作用により駆動される自己集合を利用した機能性超分子集合体の合成と機能」と題して約10年に及ぶ研究成果をまとめ、今回の奨励賞受賞に至りました。池田講師は、「研究成果を評価していただき、とてもうれしく思います。新たな機能をもつ超分子の開発は、東海大でも学生とともに続け、さらに発展させていきたい」と語っています。

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