数学科と情報数理学科共催の「談話会」を実施しました

理学部数学科と情報数理学科では1月31日に、湘南キャンパスで「談話会」を開催しました。談話会は学内外から講師を招き、最新の研究成果や論文について非専門家向けに発表し意見を交わし合うことを目的としたものです。今回は東京工業大学理学院数学系修士2年生の高津大樹さんを招いて、「On the geometry of singular K3 surfaces with discriminant 3,4 and 7」と題して講演していただきました。

高津さんは、自身の修士論文を題材にK3曲面の幾何学について研究した成果を発表。ピカール数20のK3曲面を特別な6次曲線の分岐被覆で構成していく中での気づきや応用について紹介したほか、参加した本学部の教員らと議論を交わしました。参加した数学科の学生は、「他大の大学院生の方の話を聞く機会はなかなかないので、とても勉強になる貴重な機会でした。3年次生の自分にはまだわからない点も多くありましたが、何を理解できていないかを知ることは今後の学習につながるので、次回の開催があればまた参加したい」と語りました。

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